
妊娠する前に知っておきたい、胞状奇胎とは?その原因や症状
胞状奇胎という言葉を聞いたことがありますか?妊婦さんの500人に一人の割合で発症するというものです。その原因や症状についてまとめます。
胞状奇胎(ほうじょうきたい)という言葉を聞いたことはありますか?これは500人に一人の確率で発症すると言われている異常妊娠のことです。
妊娠を望む夫婦にとって妊娠は喜ばしいものですが、時として、とても危険な状態になってしまうこともあります。妊娠をする前に念頭に置いておきたい情報として、妊娠初期に、起こりうるリスクについて調べました。
胞状奇胎って?
胞状奇胎とは、妊娠初期に起こる異常妊娠のことです。通常、受精卵が子宮に着床すると、胎児になる「胎芽細胞」と胎盤などになる「絨毛細胞」の二つに分かれます。
このうちの絨毛細胞が異常に増えすぎてしまうと、子宮を水泡状のものが覆い尽くしてしまいます。これがぶどうの房に見えることから、別名「ぶどうっ子」とも言われています。胞状奇胎になってしまうと、胎児の成長成分が作られなくなってしまいます。
主な症状
胞状奇胎は、受精卵が子宮に着床してから発症するので、妊娠初期の2ヶ月〜4ヶ月頃に、母体に症状が現れてきます。例えばどんな症状が現れるのでしょうか。
現れる主な症状としては、ひどいつわり症状、茶色いおりものや出血がある、蛋白尿、腹痛と言った、切迫流産にも似た症状が見られます。ただ、症状には個人差があって、稀にエコーでも胞状奇胎の水泡が見えないということもあるようです。
胞状奇胎の原因と種類
胞状奇胎は、受精したはずの卵子がうまく機能しないで精子の核だけが分裂して増えてしまったり、一つの卵子に二つの精子が侵入することで起こります。
絨毛性疾患にはいくつか種類があり、大まかにはこんな感じです。
・全胞状奇胎 complete hydatidiform mole (complete mole)
・部分胞状奇胎 partial hydatidiform mole (partial mole)
・絨毛癌 choriocarcinoma
・存続絨毛症 persistent trophoblastic disease
(奇胎後hCG存続症、臨床的侵入奇胎、臨床的絨毛癌)
こうした染色体異常は、20際以下の若年齢での妊娠や、40歳以上の高齢妊娠での発症確率が高い傾向にあります。卵細胞が未熟であったり、高齢による細胞の老化でも起こりうるものだということを知っておきましょう。
どうやって分かるの?
胞状奇胎は、最近ではエコー検査で発見されるケースが増えてきていると言われています。妊婦健診で行うエコー検査で、症状の特徴である水泡状のものが見られるとすぐに、胞状奇胎と診断されます。
エコーの角度によっては見えづらいこともあるので、妊娠7〜9週目の定期検診で心拍確認をした際に診断されることもあります。妊娠初期の頃の症状で、切迫流産に似た症状であることもあり、最終的には血液検査で生化学検査をして判断されます。
胞状奇胎になってしまったら?
胞状奇胎になってしまったら、妊娠を継続することはできません。治療方法は摘出手術のみとされています。そのままにしてしまうと絨毛ガンに進行してしまうこともあり、とても危険なため、胞状奇胎と診断されたら妊娠はほとんどの場合、摘出手術を行うことになります。
40歳以上での高齢妊娠で胞状奇胎と診断された場合、摘出後も絨毛ガンを発症する可能性が高く、これ以上の妊娠を望まない場合は、子宮の全摘出を行うことになります。
予防方法はあるの?術後は、また妊娠できるの?

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