◎特徴的な咳で判断!クループ症候群ってどんな病気?

なんだか変な咳をしていて苦しそうだな、と思ったらクループ症候群を疑いましょう。

クループ症候群とは、上気道(声を出すための声帯や喉の周辺)が、ウイルスや細菌に感染して炎症を起こす病気です。炎症により気道が腫れて狭くなってしまうため、呼吸がゼイゼイいったり、ひどい場合は呼吸が困難になってしまいます。
クループ症候群にかかるのは3か月~5歳のお子さんがほとんどで、生後2年以内のお子さんが最も多くなります。

◎こんな咳に要注意!

・ケンケンと乾いた咳
・犬やオットセイの鳴き声のような咳
・呼吸が苦しそうな咳

◎クループ症候群の症状はどんなもの?

クループ症候群は、かぜの症状から始まりますが、それから1日〜2日程度で38度〜40度の熱が出て(発熱しない場合もあります)、その後に犬の遠吠えのような独特の咳が出ます。また、怒ったり泣いたりすることで悪化することがありますので、安静にさせることが大切です。数日は咳の症状を繰り返しますが、通常は1週間程度で軽快していきます。

苦しそうな咳は本人もかなりつらいものです。

発作が起きるとうまく呼吸できないことで泣き出すことも多いので、
抱っこや後ろから包み込むようにして座って安心させてあげましょう。

◎病院へ行くタイミングと目安は?

ひどいせきと同時に呼吸がゼコゼコしたり、息を吸うときにヒーヒーと音がしたら、それは呼吸困難を起こす前ぶれです。呼吸困難になって唇や顔の色が紫色になるチアノーゼを起こしたら、一刻を争う緊急事態ですから、すぐに病院へ連れていきましょう。救急車を呼んでもかまいません。

夜に悪化することが多いのがクループ症候群です。

発作がそれほどでもないときや日中は咳が止まっているときでも、
気になる咳をしていたら病院へ行って診察してもらっておくと安心です。

◎自宅でできるケア方法

せきがひどくならないよう室内の湿度は高めにしてあげましょう。加湿器を使ったり、やかんで湯げを立てたりなどの工夫を。寝かせるときは背中にクッションなどを当てて、上半身を高くしてあげると呼吸もラクになります。赤ちゃんがむずがって泣くと、のどが苦しくなるので、あまり泣かせないような工夫も必要です。発作が起きたら、ラクになるようにたて抱きに
発作が起きた場合は抱き上げて、たて抱きにしてせきが落ち着くまで待ちます。せきがひどい場合は、熱いシャワーを浴室の壁などに当てて湯げを立て、その中にしばらくいるだけでも、だいぶ楽になるはずです。

発作が出てきたら

・寝ている時は起こしてあげる
・安心できるよう声かけや抱っこをしてあげる
・ひどい時には浴室に行き熱いシャワーを出しっぱなしにして加湿をする

といったことがポイントとなります。

◎予防法はないの?



この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

更新情報をtwitterで受け取る

更新情報をpush通知で受け取る

関連するまとめ

発達障害・パニック障害…などの診断・治療を行なう「ブレインクリニック東京」とは!?

発達障害、パニック障害、うつ、自傷行為などの診断・治療をおこなっているブレインクリニック東京について、医院の…

二階より目薬 / 4472 view

急な子どもの病気、病院に連れて行くか悩んだ時のチェック診断

熱はあるのに元気。なんだか少し元気がない気がする。具合が悪そうだけど病院に連れて行くべき?急な子どもの病気は…

ReilyLady / 4574 view

子供の病気として急増している偏頭痛。大人とは違う症状と原因

偏頭痛は大人だけの病気ではないと知っていましたか?実は5歳前後のこどもでもかかるのです。最近増えているといわ…

sumomomama / 4863 view

実は女性に多いらしい「腎盂腎炎」の原因と治療方法は?

あまり聞きなれない「腎盂腎炎」という病名ですが、膀胱炎と並ぶ「尿路感染症」の一種で、体の構造上、圧倒的に女性…

tikatika / 5938 view

子供の発熱や怪我!「病院に行くかどうか」の見極め方。

子供が体調を崩したとき、病院に行くかどうか迷うことはありませんか?体調のわるい時に待合室で待つことや、院内感…

よしだ あき / 5973 view

毎年辛い花粉症、症状を少しでも緩和するためにできること

花粉症はなんでこんなにつらいんでしょう、そもそもなぜ花粉症になるんでしょうか。原因と対処法をまとめてみました…

蓮ママ / 2277 view

産後ダイエットに悩む方のための太ももダイエット方法5選

妊娠期間中に図らずも太くなってしまった太もも。何とかしたいけど、時間も余裕もないし、、、産後ダイエットって何…

ReilyLady / 4795 view

その体調不良、体の冷えかも?親子で体質改善しませんか?

朝晩の咳や鼻水。なんとなく体がだるい、この季節。もしかすると、体の冷えからきているのかもしれましん。正しい温…

サクマメグム / 3982 view

人にもうつる?妊娠中のママや子供が気をつけたい猫の病気とは

妊婦さんは飼っている猫ちゃんにも気をつけなくてはいけないと知っていましたか?今回は、猫からもらってしまう可能…

ReilyLady / 5495 view

経産婦のママこそ気をつけたい子宮筋腫、漢方は使えるの?

子宮筋腫は良く聞く病名でも、まさか自分がと思っている方も多いのではないでしょうか?今回は東洋医学の漢方が子宮…

ReilyLady / 4073 view

nana2boys

プロフィールの閲覧ありがとうございます!
2011・2013年生まれの2男児の育児に
日々追われるママです。
大学で乳幼児発達を専攻していたので
幼稚園教諭と保育士免許を持っています。
卒業後は幼稚園や保育園と企業のいいものをつなげる
お手伝いのようなお仕事をしていました。
子どもと楽しく、ママやパパがストレスを溜めずに
過ごせるような情報をまとめていきたいと思います♪
育児は十人十色、色々な方法や技を試して
それぞれのご家庭の「我が家の法則」を作っていく
サポートになれば嬉しいです!

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

Facebookページ

フォローして新情報をチェック

twitterをフォロー

フォローして新情報をチェック