そもそも白斑とはどんなもの?

白斑とは、乳首の乳管開口部(おっぱいの出口)にできる白い点のようなもののことで、白ニキビのように小さくてやわらかいものから、うおのめのようにかたいものまで、その形状はさまざまです。

乳口炎とも呼ばれていて、乳口部が炎症によって腫れると、母乳の通過が悪くなり、乳房にしこりができることもあります。

なぜ白斑ができるの?

赤ちゃんが、いつも同じ部分だけを強く吸ったり、乳房の含ませ方が浅くて先だけに吸い付いてしまっていたり、口にうまく乳頭が入っておらず、乳首がつぶれたりゆがんだ状態で吸われていると、そこに水疱ができます。
その水疱が破れて、細菌感染を起こすと白斑になります。

白斑になってしまったらどうすればいいの?

白斑がある乳口から母乳が出ている場合

とにかく赤ちゃんにおっぱいを飲んでもらうことです。
その際に、少し搾ってからあげると、赤ちゃんもくわえやすくなります。
乳頭から2~3㎝離れた場所に親指と人差し指を当て、指で乳輪を外に開くように押し、親指と人差し指の腹を合わせます。
いろいろな方向から行うとよいでしょう。


白斑がある乳口から母乳が出ていない場合

乳管の出口がふさがっていると、出口のなくなったおっぱいが乳房にたまり、しこり・詰まりなどのトラブルを引き起こし、その結果、乳腺炎になってしまうことも考えられます。
一度、専門家のアドバイスを受けてみることをおすすめします。

白斑にならないようにするためには?

上手なくわえさせ方をマスターする

おっぱいをくわえさせるときは、赤ちゃんに大きな口をあけてもらいましょう。
乳頭を赤ちゃんの舌の上にのせてあげるイメージで口に入れます。
赤ちゃんの唇が、乳輪の外側くらいまで、大きく開いていればOK。

いろいろな抱き方を組み合わせる

ついつい、あげやすい決まった姿勢で授乳しがちですが、いろいろな抱き方を組み合わせることによって、乳頭の一部だけにかかる負担を減らすことができます。
横抱き、交差抱き、脇抱き(フットボール抱き)、縦抱きなど、左右も組み合わせれば、飲ませ方のバリエーションができます。

授乳の仕方 - YouTube

出典:YouTube

抱き方、くわえさせ方が、わかりやすく解説されています。

食生活を見直す

やはり、高カロリー、高脂肪、糖分過多の食事は避けたほうが無難。
おっぱいの通り道である乳管は絹糸くらいの細さなので、濃い母乳は流れにくく、ドロドロした母乳が乳管に付着して、おっぱいトラブルの元になるのです。



関連するキーワード

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

更新情報をtwitterで受け取る

更新情報をpush通知で受け取る

関連するまとめ

前期破水や早期破水って?慌てないために知っておきたい事

臨月になると気になるのは、出産の兆候から出産に至るまでの事ですよね。出産間際の、少し気にかけていたい破水のこ…

ReilyLady / 5865 view

妊娠中にチェック!出産費用の平均と節約できるポイントとは?

出産にかかるお金や手続きについて、妊娠中に進めておきたいこととは?また産前産後に節約したいポイントをご紹介し…

サクマメグム / 5374 view

断乳への第一歩!夜間の断乳をうまく乗り切れる方法5選

断乳を決めたら、第一歩として夜間断乳を!できるだけスムーズに、うまく乗り切ることができる方法をいくつかご紹介…

yoc97★ / 5815 view

今更聞けない、出産祝いのお返しや内祝いのマナーや中身のこと

出産祝いやお返し、内祝いってみんなどうしてる?意外と知られていないマナーや中身のことをまとめました。

ReilyLady / 5513 view

出産祝いと内祝いの違いは?おしゃれで喜ばれる出産内祝い7選

赤ちゃんが生まれてからお祝いをいただいたり、お返しをしたり。この時だけの特別なものなので、あまりなじみのない…

taiママ / 6255 view

誰もが悩むはず!聞きたくても聞けない妊婦さんの便秘の解消法

妊娠中に便秘を訴える妊婦さんって結構多いのです・・妊娠したらお世話になるかもしれない簡単にできる便秘の解消法…

rinsei42 / 7281 view

一体いつまで続く?妊娠初期症状と妊娠中のみんなのつわり解消法

「お腹の中に赤ちゃんが・・・!」と、喜ぶのもつかの間、妊娠初期にはつわりがつきものです。ひどい方は点滴&入院…

もものなほ子 / 9817 view

妊娠初期の辛いつわりの症状を乗り切るためのポイントを紹介!

待望の赤ちゃんを授かることができた喜びもつかの間、吐き気や眠気などのつわりの症状で辛い妊娠生活を送っているマ…

kaeru_5 / 5166 view

迷う人が多い2人目・3人目の出産祝いにおすすめなギフト5選

友人や職場の同僚など、身近な人のお子さんの誕生の話を聞くとこちらまで嬉しくなりますね。ぜひ使ってもらえるもの…

citrus mama / 8289 view

知っておきたい基本的な無痛分娩のリスクとメリット

出産をまだ経験していないママさんはとても不安で仕方ないはず。経験しているママもあの痛みさえなければ、と思って…

nakou / 6286 view

tikatika

二人姉妹の母です。
自分が経験したことを発信しつつ、みなさんからいろいろなことを吸収できれば、と思っています!

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

Facebookページ

フォローして新情報をチェック

twitterをフォロー

フォローして新情報をチェック