いつの時代も、いじめによる自殺者のニュースには心を痛めます。
インターネットやモバイルの技術の進化に伴って、いじめも多様化しており大人の目に触れないところで苦しむ子供達も増えているのが現状です。

自分の子供がいじめたり、いじめられたりという問題に関わっているとは思いたくないと思うのが心情ですが、大人が目を背けてはいけないと思うのです。
子供が問題に直面した時に、親としてどう向き合うべきかを考えたいと思います。

いじめ防止対策推進法とは

いじめ防止対策推進法は学校教育法に準じて制定されていて、どういうものがいじめなのかという定義づけをして、いじめが発覚した場合、学校としてどうゆう措置をしなければいけないのかということが定められています。

第二条 この法律において「いじめ」とは、児童等に対して、(中省略)一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)
第四条 児童等は、いじめを行ってはならない。
当該学校に在籍する児童等がいじめを受けていると思われるときは、適切かつ迅速にこれに対処する責務を有する。

形を変えるいじめ

法律で「いじめをしてはならない」と明言していますが、これでいじめはなくなると思いますか?
確かに、児童間でもいじめはよくないことだという認識は、浸透していると思います。

しかし、学校内では「いじめ」としての認識ではなく”いじる”という認識で本質的な部分は変わらず、そのまま存在しているのが現状ではないでしょうか。
”いじり”がエスカレートして、いじられた児童が苦痛に感じれば、それは「いじめ」となります。

子供達は心の成長もまだまだ未熟な状態で、学校という閉鎖された社会の中で、人間関係を構築することを学んでいきます。
しかし、文化の発展に伴い、コミュニケーションツールが増えたことで、学校外での人との付き合い方が大きく変わります。

便利な時代だからこそ目の届かないところで起きているんです

便利な時代だからこそ目の届かないところで起きているんです

ネットのいじめ

現在のいじめで最もあげられるのがLINEであることは言うまでもないでしょう。
発覚しにくく、簡単に書き込みができてしまうからです。
自殺した生徒のお通夜に参加した際も、心ない書き込みをしていたと言うニュースもありました。

ネットは、いわば子ども達だけで住んでいる、倫理観もない”何でもあり”な世界なのです。
親の監視も先生からの説教もない、完全なる「子ども達だけの世界」は、無法地帯と同じなのです。
こうした現状に、親としてどう向き合うべきかを考えていきます。

実際に自分の子どもがいじめにあっていたら

では、自分の子どもがいじめにあったいたら。また、いじめをしていたら。親として何ができるでしょうか。

問題が起きてから子どもと話をしていては遅いと思うのです。
いじめがコミュニケーションの中で起きているならば、防ぐのもまたコミュニケーションではないでしょうか。

問題が起きたと仮定して、家族で話してみてください

問題が起きたと仮定して、家族で話してみてください

もし、友達から嫌だと思うことをされたら?
もし、仲間外れにされたら?
もし、仲間外れにされている子がいたら?

正解はありません。
ですが、大人としてアドバイスしてあげられることはたくさんあるはずです。

いじめの問題について、普段から話をしていることで、問題に直面した時に対処することができるかも知れません。
この問題について正解はありません。人の数ほど行動があります。

いじめが大人の目の届かないところで起きているならば、もし何か起きた時に子どもが話しやすい関係を築けているかが重要なポイントになると思います。

普段からコミュニケーションをとることで、子どもの拠り所になれる関係を築くことで、未然に防いだり、問題に早く対処できるようになるのではないでしょうか。



関連するキーワード

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

更新情報をtwitterで受け取る

更新情報をpush通知で受け取る

関連するまとめ

見た目もキュート!オススメの子供用水遊びおもちゃ5点

子供は水遊びが大好き! おもちゃがあればベランダプールもゆっくり楽しめます♪ お風呂でのコミュニケーションに…

akimama / 11319 view

子供が離れるとスマホのアラームでお知らせ!『デジタルまいごひも』

子供が離れたことをスマホと本体の両方でお知らせしてくれる、『デジタルまいごひも』が人気を集めているようです。…

HF-LIFE / 10104 view

勉強が嫌いな子に育てない!かしこい親の子育て術5選

勉強が嫌いにならないようにするためにどんな工夫をしていますか?勉強をすすんでできるような子に育てている親は子…

berry / 3930 view

日本の伝統を素敵な思い出に...。家族でのりきる、三歳の七五三

日本の伝統行事である「七五三」。女の子は、三歳と七歳でお祝いをします。今回は、三歳の七五三をいかにスムーズに…

サクマメグム / 13446 view

エルゴの使い方が分からない?新米ママへのおすすめ動画5選

初めての子育て。抱っこ紐はエルゴという方も多いと思います。でも使おうとしてみると「窮屈そうでけど大丈夫?」「…

ピロ子 / 5909 view

もうすぐ入園♪ 入園前に気を付けることは?

親もこどももドキドキわくわく新入園。 入園前に気を付けた方が良いこと、しておくと良いことをまとめました。

ikanago / 10202 view

大人気のエルゴの抱っこ紐!人気の秘密から最新デザインまで

周りを見渡せばエルゴだらけです。パパもママもみんなエルゴを装着しています。抱っこ紐を購入検討する際は、エルゴ…

kanakuma / 8950 view

新生児も便秘になる!知っておくと役立つ便秘予防・解消法

新生児の頃ってうんちもゆるゆるで便秘とは無縁に見えるのですが、意外と便秘になることも多いのです。何かと心配な…

m.tnaka0221 / 5846 view

赤ちゃんがいても安心!!子連れ旅行おすすめ離乳食5選

赤ちゃんが産まれ、実家への帰省や、家族で旅行に行く際、私たちと同じ食事をとれるお子様だと、心配ありませんが、…

tumu1221 / 7876 view

エルゴだけじゃない!現役ママがオススメする抱っこ紐5選

抱っこ紐といえばエルゴが大変有名ですよね。しかし最近はエルゴ以外にも素敵な抱っこ紐がたくさんあるのです。今回…

makowork / 6822 view

ReilyLady

2013年生まれの女の子を持つ育児奮闘のワ―ママです。
そして、空手道歴26年の空手家です。

役立つ情報などををたくさん発信できたらいいなと思っています。

趣味は絵を描いたり、映画や海外ドラマを見ることです。
新参者ですが、よろしくお願いします!

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

Facebookページ

フォローして新情報をチェック

twitterをフォロー

フォローして新情報をチェック