生命保険、医療保険、自動車保険…日本人の保険は掛けすぎ!?
保険は万が一の時に私達を助ける大切な金融商品ですが、一方で日本人は保険を掛けすぎとも言われています。保険とはどのように付き合っていけば良いでしょうか?
日本人の保険加入率は高い
日本人は保険加入率が高いと言われています。下記の引用にもあるように、平均でおよそ80%の人が生命保険に、約70%が自動車保険に加入しています。もちろん万が一に備えるために保険に入る事は必要ですが、必要額以上に入っている/さらに内容を把握していない世帯も多いのではないでしょうか?
生命保険文化センターの平成25年度「生活保障に関する調査」によると、生命保険に加入している人は男女とも多く、男性では80.9%、女性では81.9%となっています。
対人・対物はセットで入る人がほとんどだと思いますので、数値に違いがありませんが、全国平均の加入率は73.4%しかありません。
必要以上に心配し過ぎ?
筆者の友人にもいるのですが、様々な保険に加入している人が多くいます。特に医療保険を2つ(特約のガンあり/ガンなし)加入しているケースさえあります。もちろん、それだけの価値があるなら問題ないかもしれませんが保険料の支払いが圧迫して生活が苦しい…では本末転倒ですよね?
*もちろん自動車保険のように、事故が起こった時の備えは必要です。極端な話、本人に非が無くても(少なくても)事故が起こる可能性はゼロではありません。万が一にも加害者になった場合は多額の賠償金が必要ですから、保険による備え自体は必要です。「保険の掛けすぎ」について、まずはお考え下さい。
子供のために「子供保険」、夫婦それぞれに「死亡保険」や「医療保険」、場合によってはさらに「がん保険」、最近では「就業不能保険」まで。やはり心配だから、とすべての保険に入れば、7,8本の保険に入ることになってしまいます。そこまで入る人は少ないと思いますが、現実に4,5本もの保険に入っている人は多く見られます。
保険料は「総額」で考えましょう!
よく保険の勧誘に「一日○円で加入出来る」という謳い文句があります。確かに事実かと思いますが、保険に加入する時に大切なのは「総額」がいくらになるのか?という点です。仮に一日100円の保険料でも1年間で36,500円、40年間加入していれば1,460,000円です。
実際には年齢の増加に従い保険料も増加するケースが多く、保険料が変動しないタイプは比較的割高です。さらに複数の保険に加入していれば当然跳ね上がりますから、総額で数百万~となるケースも珍しくありません。
日本人は本当に保険好き。貯まらない人は、保険を「お守り」代わりと考え、貯まる人は、リスクの質と量をはかって保険を買う。「保険料負担は1日わずか250円です」も、40年で見ると360万円。貯まる人になるための、賢い保険の選び方を考える。
日本のセーフティーネットは充実している
保険を選ぶ際の前提としてあるのは、「万が一」の時「足りない部分」を補うため、であるはずです。年金に加入している人が亡くなれば遺族年金(遺族基礎年金、または遺族厚生年金)が支払われます。高額な医療費が発生しても、高額療養費制度を利用すれば月あたりの上限を抑えることが出来ます。本当にどうしようもない時は生活保護を受給することも出来ます。
つまり、日本の公的制度によるセーフティーは充実しています。場合によってはこれだけで賄うことも出来るはずです。公的制度と保有している貯金(次の項で説明します)を活用しても足りない部分を保険で賄えば良いでしょう。
まとめ-まずは、しっかり貯金しましょう-
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閲覧、ありがとうございます!
仕事一筋でしたが、最近ようやく家族について考えるようになりました。
拙い部分も多いと思いますが、どうかよろしくお願いします。
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