
【おもちが喉につまった!】正しい応急処置法を学んで万が一に備えよう
お正月になるとなんとなく食べたくなるおもち。余ったおもちをダラダラと食べ続ける冬の間は喉につまらせないように注意しておきたいところです。もし、家族の誰かがおもちを喉につまらせたときに役に立つ応急処置法をご紹介します!
■なんでおもちは喉につまるの?
出典:餅のどに詰まらせる事故相次ぐ 都内で2人死亡 NHKニュース
もはやお正月の風物詩のようになっている
おもちを喉につまらせた事故のニュース。
2016年もたくさんの人が運ばれ、亡くなられた方もいます。
高齢者に多く見られるおもつをつまらせる事故はどうして起こるのでしょうか。
高齢者が餅を喉に詰まらせる原因は、噛む力や飲む力が弱くなり、唾液の分泌量も減ったことが主な原因のようです。さらに、肺活量も落ちているため、詰まりかけた時の咳き込む力が弱くなっています。
その結果、粘り気の強い餅が喉に詰まってしまう事故が起きてしまうのです。
嚥下障害と呼ばれる、「飲み込む力の弱さ」が原因で
飲み込みづらいおもちが喉でつまってしまうようです。
高齢者に多く見られますが、
嚥下障害は若くてもなる可能性があります。
また、小さい子どもも飲み込む力がまだ未発達で弱いことや
そもそもの喉の大きさが小さいためつまらせることがあります。
【乳児〜幼児】正しい応急処置法
乳児といっても1歳未満の子どもにおもちを食べさせる機会は
ほとんどないと思うので、
ここでは、1歳以上の乳児〜幼児向けの応急処置法をご紹介します。
背部叩打法(はいぶこうだほう)
01 抱きかかえるか、太ももの上に乗せる。
このとき、幼児の頭が体よりも下になるようにしてください。
02 肩甲骨と肩甲骨の間を力強く5回程度叩く。
03 口の中に異物が出てきたかどうか注意深く確認する。
1歳を過ぎたばかりでまだ小さい子どもに行うときに
上の方法だと心配だというときには
下の絵のほうにあごを押さえてあげて背中を叩きます。
【大人】適切な処置をしよう
大人が喉につまらせたときは子どもよりも強めに叩かなければなりません。
また、意識があるかないかで対応が変わってくるため
意識の有無をまずは確認しましょう。
意識あり
・咳をさせる
・背部叩打法(背中の肩甲骨と肩甲骨の間を何度も叩く)
・上腹部圧迫法(腹のみぞおち部分を圧迫する)
・側胸下部圧迫法(胸の外側やや下部分を圧迫する)
意識なし
・人工呼吸を行う
・背部叩打法(背中の肩甲骨と肩甲骨の間を何度も叩く)
・側胸下部圧迫法(胸の外側やや下部分を圧迫する)
・口の中に手を入れて詰まったものをかき出す
意識がないときにはすぐに救急車を手配しつつ
応急処置をおこなっていきます。
救急隊員が到着するまでこの4つの手順を繰り返しましょう。
途中で意識が戻ったら「意識あり」バージョンの方法を試してみましょう。

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プロフィールの閲覧ありがとうございます!
2011・2013年生まれの2男児の育児に
日々追われるママです。
大学で乳幼児発達を専攻していたので
幼稚園教諭と保育士免許を持っています。
卒業後は幼稚園や保育園と企業のいいものをつなげる
お手伝いのようなお仕事をしていました。
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