
インフルエンザの予防接種を“打ってはいけない”はウソ!?
毎年必ずと言っていいほど大流行をもたらす怖~い病気、インフルエンザ。その予防策としてワクチンの予防接種が推奨されていますが、「効果がない」「副作用が怖い」「実は打たないほうがいい」といったネガティブ情報が多くて不安を感じるパパやママも多いはず。そこで今回はインフルの予防接種について調べてみました。
インフルエンザの予防接種にまつわるアレコレが気になる!
毎年、秋の始まりとともに訪れるインフルエンザの大流行。インフルエンザにかかると高熱やダルさに苦しめられるほか、一定期間子どもの通学や通園が停止になるなど、働くパパやママにとっても悩ましい病気ですよね。
そんなインフルエンザ対策として有効とされるのがインフルエンザワクチンの予防接種です。けれど、インフルの予防接種は「本当は打っちゃダメ」だとか「打っても効果がない」だとか、ネガティブ情報が世にはびこっています。実際のところ、インフルの予防接種ってどうなんでしょうか?
2年連続旦那からインフル移されたので、来年度の対策を本気で協議する…
— おくさん@磯辺のプロ (@okusama_mama) 2017年3月7日
予防接種も受けてたし、手洗いうがいもしてたんだけどなぁ…
インフルエンザは自然に治る病気。一方でインフルエンザワクチンは毒。タミフルも毒。莫大な時間をかけて進化してきた自分の身体を信じよう。任せよう。それが一番。
— あれ?と思ったらRT (@jikannganai) 2017年3月7日
インフルワクチンで重大な副作用が出るって本当!?
そもそも予防接種で打たれるワクチンは病原菌ですので、その日の体調などによって副作用(副反応)が出ることも少なくありません。それでも接種が推奨されるのは、副反応を上回る効果が期待されるからです。
インフルエンザを含む全てのワクチン接種で死亡や重症化が起こる確率は、0.000005%~0.00007%だと言われています。1年あたりで言うと0~3人で、この中には病気を持った人や高齢者も含まれることを考えると、かなり低い数値だということがわかるでしょう。
ちなみに、インフルの予防接種では10人に1~2人は注射部位が赤くなったり腫れたりといった軽度の副反応が見られるようです。
季節性インフルエンザで比較的多くみられる副反応には、接種した場所(局所)の赤み(発赤)、はれ(腫脹)、痛み(疼痛)等が挙げられます。接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、通常2~3日でなくなります。
全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)などが見られます。接種を受けられた方の5~10%に起こり、こちらも通常2~3日でなくなります。
出典:厚生労働省
予防接種をしてもインフルになっちゃうのはなぜ?
インフルの予防接種では、「せっかく予防接種したのに、子どもが2回もインフルになった」など効果に疑問を感じて打つのを止めたという人も多いですよね。でも、これにも理由があるようなんです。
インフルエンザは、発症するかしないかは別として、ウイルスが体内に入ることで免疫ができます。なので、大人になるほど過去の経験から免疫を備えていることが多く、インフルにかかりにくいのです。一方、子どもたちはまだまだ免疫をつけている真っ最中。個人差も大きいので、同じ予防接種を打ってもまだ免疫を作るには不十分なこともあり、きちんと効果を発揮できるかは未知数なのです。
予防接種を打つと症状が軽症化するだけなの?
予防接種をするとインフルにかかったときにも軽く済むというのも、予防接種についてよく聞かれる話です。
残念ながら、軽症化するかどうかについてはハッキリとわかっていないようです。ただ、インフルワクチンを接種した人のほうが、接種していない人に比べて、肺炎などの重病を起こしにくいという調査結果はあるようです。
予防接種によってインフルの高熱が収まりやすいとも言われているので、少しでも早く回復したい人は予防接種を受けておくほうがいいようですね。
発症後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。これをインフルエンザの「重症化」といいます。特に基礎疾患のある方や御高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。ワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果です。
出典:厚生労働省
予防接種はやっぱり効果アリ!適切な時期に受けておこう♪
予防率は100%ではなさそうですが、ワクチンの予防接種はインフルエンザに対してもっとも有効な方法です。1度接種すると半年ほど抗体の効果が続くと言われます。流行が始まる前、10月頃に接種を終えておけば、そのシーズンは安心ですね。

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