足にはもともと過剰骨がある

脚には、元々が過剰骨と呼ばれる退化したいらない骨があります。外頸骨も足の過剰骨の一つで、本来ならいらない骨がでてきてしまうもので、日本人の5人に一人の割合であると言われています。激しいスポーツなどで、その過剰骨が痛む事による有痛性外頸骨についてまとめたいと思います。

有痛性外頸骨とは

過剰骨とは

足部にはさまざまな部位に過剰骨(退化して本来なら存在しない余分な骨)があることがありますが、外脛骨(がいけいこつ)も足部中央の内側にある過剰骨のひとつで、日本人では5人に1人程度の割合でみられます。

外頸骨とは足の舟状骨という所の内側の過剰骨にあたります。
これに痛みを伴う事を「有痛性外頸骨(ゆうつうせいがいけいこつ)」と言います。

原因として考えられている事

舟状骨

舟状骨

この画像の部分を指します

靴による圧迫や捻挫(ねんざ)を契機に発症することがあります。外脛骨と舟状骨(しゅうじょうこつ)との間の結合部が損傷され、わずかに動くことにより痛みを生じます。
 女子に多く発症し、扁平足(へんぺいそく)が発症に関与しているといわれています。

スポーツ障害と呼ばれていますが、運動部だけに発症するとも限らず、偏平足だからなるとも限りません。
また、成長痛にも関係しているとも言われています。

症状

痛みを感じたら早めに相談しましょう

痛みを感じたら早めに相談しましょう

痛みを訴えるようになったら、どのような時に、どこに痛みがでるかなどを聴いてあげましょう。
そして、早めに「整形外科」への受診をお勧めします

スポーツ活動中や活動のあとに、足部中央の内側に疼痛(とうつう)を自覚するようになります。
 本来ならば存在しない過剰な骨であるため、骨の大きさだけ膨隆(ぼうりゅう)し、押すと痛みを伴います。激しい痛みではありませんが、スポーツ活動に支障を来します。

激しいスポーツ以外に長時間、歩くなどした場合にも症状を自覚する場合があります。
特に裸足での体育の授業(組体操など)の後などにも痛みを生じる場合があります。

検査や診断は?

主にレントゲン写真や触診で行います。
骨の状態や痛みの場所のチェックなども行います。
レントゲンで骨がまだ出てこない状態(いまからでてくる可能性がある場合など)でも痛みが生じる事があり、こちらも「有痛性外頸骨」と診断されます。

治療法

安静にする保存療法

インソールを日ごろから着用する

インソールを日ごろから着用する

普段の生活の中に、インソール(装具品としてオーダーメイド)を運動靴や体育館シューズなどの中敷きにします。
足のバランスをよくする役割もあります。

ジャンプやダッシュなど足部に負担のかかるスポーツ活動を3週間程度中止し、筋力トレーニングなど局所に負荷のかからないものに限るようにします。
 症状が改善しない場合には、アーチサポート付きの足底挿板(そくていそうばん)を装着すること
まずは局所の安静を行い、鎮痛剤、温熱療法などの保存療法で疼痛の改善を期待します。症状が長引くケースや繰り返し疼痛が出現するようなケースではギプス固定を行ったり、足底板(アーチサポート)を装着させる方法が有効なこともあります。殆どの場合これで症状は改善します

しばらく運動を控えて痛みが治まるのをまちます。
体育の授業などは控えた方がよいです。
必要に応じて医師が診断書を発行してくれます。

手術



関連するキーワード

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

更新情報をtwitterで受け取る

更新情報をpush通知で受け取る

関連するまとめ

女性の薄毛・抜け毛の悩みは人工毛が解決!驚きの技術の進歩を公開

近年、増え続ける女性の「薄毛」「抜け毛」問題。その原因とは一体なんなんでしょうか?また、薄毛・抜け毛の対策に…

ぱぴ / 2924 view

実は女性に多いらしい「腎盂腎炎」の原因と治療方法は?

あまり聞きなれない「腎盂腎炎」という病名ですが、膀胱炎と並ぶ「尿路感染症」の一種で、体の構造上、圧倒的に女性…

tikatika / 6249 view

ハウスダストアレルギーに効果抜群!おすすめ防ダニ布団カバー

くしゃみが止まらない、鼻水が出るなどの症状に苦しめられるハウスダストアレルギー。症状を改善するためには、布団…

myia / 11256 view

ニューヨークで話題のダイエット【ゼロトレ】とは?実際の効果と正しいやり方をチェック!

皆さんはニューヨークで話題となっている「ゼロトレ」を知っていますか? 最近テレビで紹介されたことをきっかけに…

Visla53 / 4496 view

バリウム飲めるか心配…【胃ガン検診】ってどんなことするの?

胃ガン検診でどんな事をするのか実際の体験をご紹介。具体的な内容を知ると受診しやすくなりますよ!「便秘」の方は…

ひらり / 4787 view

もしものために知っておきたい、子宮外妊娠の原因や確率について

妊娠の検査薬で反応が出ると、誰しもが赤ちゃんができたと思いますよね。でも、検査薬では正常な妊娠かどうかまでは…

ReilyLady / 3709 view

産後に乳首や乳輪が黒ずんでしまう原因と改善方法

出産後にふとした時、自分の乳首の色の濃くなったという女性も少なくないと思います。そんな乳首が黒くなってします…

kurumi200001 / 2617 view

不正出血は危険信号!?増加傾向にある子宮ガンの症状と予防法

近年、若い女性の子宮がん罹患率は増加傾向にあります。自分には関係ないと思っていてもある日突然・・・ということ…

snowsnow / 5561 view

子供の病気として急増している偏頭痛。大人とは違う症状と原因

偏頭痛は大人だけの病気ではないと知っていましたか?実は5歳前後のこどもでもかかるのです。最近増えているといわ…

sumomomama / 5047 view

入院のお見舞い何にしよう?喜んでもらえる品物5選

友人や親戚が入院!そんな時、すぐにでもお見舞いに行って元気づけてあげたいですよね。でも、持っていくものってど…

myia / 5797 view

さんにんのまま

さんにんのままと申します

毎日、3人の子供と夫と5人で、日々奮闘して頑張ってます。
皆さまと子供の事、家族の事、話せたらいいなと思います。

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

Facebookページ

フォローして新情報をチェック

twitterをフォロー

フォローして新情報をチェック