最近になって、テレビCMや雑誌の記事でもよくiDeCo(イデコ)という名前をよく目にするようになりましたが、どういったものかきちんと知っていますか?

何となく、年金関係のものだとにわかな認識はあっても、まだ早いから私には関係ないと思っていた方も多いのではないでしょうか。しかし、近年増えつつある「下流老人」問題もますます深刻化して行きます。

将来の自分がそうした危機に陥らないためにも、自分が何をしていくべきか、しっかり考えられるのは今しかありません。問題は起きてからでは遅いのです。
今回は、自分の将来を守るためのヒントになるiDeCoについて調べてみました。

iDeCo(イデコ)ってつまり何?

最近メディアでよく目にするiDeCoですが、これは「個人型確出拠出年金」と言って、簡単に言うと、老後のための資金を自分で作っていくことができる制度です。
しかも、ただ貯めていくだけではなく、その資産を増やしていくことができます。

具体的に言うと、60歳までに毎月掛け金を支払い、その掛け金で投資信託や保険などの”金融商品”を自分で選ぶことで、掛け金を資産運用して、60歳を過ぎてから、あらかじめ契約で決められた時期に、運用してきた資産を受け取ると言うものです。

老後は国民年金だけでは不安

年齢を重ねていくと、どんどん体も衰えていくので、体調を崩しやすくなったり、病院にかかる機会も増えます。その中で超高齢化社会と少子化が急激に進んでしまった日本では、国民年金や厚生年金だけでゆとりのある老後を過ごしていくことは難しくなってしまいました。ある書籍では、このままでは将来的に約9割の高齢者が『下流老人』になってしまうと書かれています。

iDeCoの資産運用以外のメリットは?

保険や年金と違って、資産運用と聞くと少し不安になる方もいるかも知れませんね。資産運用でお金が増えても、結局税金がかかってしまうのではないかとか、知らないでいると不安に思うことも多いですよね。では、iDeCoをやるメリットはどこにあるのかをまとめます。

①資産運用中に発生した利益は課税対象にならない

通常、株やFX、最近話題の仮想通貨でも運用して得た利益は、課税対象になります。そのため得た利益をそのまま手にすることができます。

例えば、運用で5万円の利益が出たとしたら、株の場合は20.315%の税金がかかるので10,158円の税金が差し引かれて、手元に残るのは39,842円となりますが、iDeCoであれば50,000円をそのまま手にすることができます。

税金20.315%があるかないかで、ここまで金額が違うと大きいですよね。

②掛け金が控除されて、毎年税金が戻ってくる

iDeCoで積み立てていく掛け金は、税金の控除になると言うメリットもあります。掛け金が全額控除となるので、所得税や住民税が軽くなります。これは毎年2月中旬がら3月中順で行われる確定申告を行うことで、所得や掛け金の額に応じて、税金が戻ってきます。

自分がいくら税金が戻ってくるのか、計算してくれるシミュレーションができるものもあるので、リンク先のページでぜひ計算してみてくださいね。

③低額から始められて、コストが低い

金融商品を資産運用していくとなると、気になるのは毎月の費用ですよねiDeCoの場合は、毎月の掛け金が5,000円から始められます。毎月5,000円からなら、始められやすそうですよね。

しかも、iDeCoは金融商品の購入の時に手数料もかからない上に、資産運用の中でもコストが安く済むものが多く取り揃えられているのも魅力の一つです。



関連するキーワード

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

更新情報をtwitterで受け取る

更新情報をpush通知で受け取る

関連するまとめ

ママ達損してない?確定申告の期限と必要書類の作成方法

確定申告って聞いたことあるけど、よく分からないというママ達のために、確定申告の時期や必要書類についてまとめま…

ReilyLady / 6884 view

【家計の不安解消】ライププランの立て方まとめ

結婚して子どもが生まれる、今後の家計がなんだか不安。多くの人が抱くその不安は将来の見通しがうまくできていない…

nana2boys / 10008 view

塵も積もれば山となる!確実に月3万円以上減らせる、役立つ節約術

一つ一つは小さくても、積み重なると大きな金額となります。 日々の出費を抑える、節約術をご紹介します。

いっち / 3970 view

学資保険はどこがおすすめ?商品別に比較しました!

子供の教育費を確保するために、学資保険の検討をする方は多いはず。しかし無数に存在するため、悩まれる方も多いの…

いっち / 5637 view

大学の奨学金は「借金」!?奨学金制度を正しく理解しましょう!

大学の進学には奨学金の利用を検討しているご家庭は少なくないと思います。利用すること自体は問題ありませんが、奨…

いっち / 6143 view

老後資金の必要額はいくら?シミュレーションでしっかり備える!

生きている限り、必ず訪れる老後。少子高齢化による人口減少で年金に対して不安に思う人もいらっしゃると思います。…

いっち / 6650 view

高い保険への加入は必要なし?生命保険の賢い選び方5つ

家族がいると、保障を少しでも多くつけておきたいと考えるがために、必要以上に高い保険をかけてしまっていませんか…

HF-LIFE / 4699 view

サラリーマンでも確定申告は必要?そもそも確定申告とは?

「確定申告」という言葉を聞いたことはあっても、内情を詳しく知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?実は…

いっち / 5255 view

サラリーマンでも確定申告が必要?税金はしっかり払い、しっかり取り戻しましょう!

会社員の場合、納税という行為は会社が代わりに行ってくれます(年末調整)。 そのため普段はあまり意識をすること…

いっち / 7220 view

実際はどこまで必要なの?損害保険の種類と必要性について

そろそろ保険の加入を考えようと思っている方も多いのではないでしょうか?でも、一言で保険と言ってもたくさんあっ…

ReilyLady / 5432 view

ReilyLady

2013年生まれの女の子を持つ育児奮闘のワ―ママです。
そして、空手道歴26年の空手家です。

役立つ情報などををたくさん発信できたらいいなと思っています。

趣味は絵を描いたり、映画や海外ドラマを見ることです。
新参者ですが、よろしくお願いします!

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

Facebookページ

フォローして新情報をチェック

twitterをフォロー

フォローして新情報をチェック