辛い乳腺炎・・・原因は?

授乳中最も気を付けたいことのひとつ、乳腺炎。

おっぱいが詰まってしまったり、傷ついてしまうと乳腺炎にかかりやすくなると言われています。

乳腺炎になると、39℃以上の高熱が出たり、胸に激痛が走ったり、重症化した場合は外科手術が必要になることも。

ただでさえしんどい育児中、こんな事態になるのは絶対に避けたいですよね。

でも、一説では母乳育児中のママの実に4分の一が乳腺炎になるとも言われているんです。

一体どうすれば防げるのでしょうか?

原因と予防法について解説します。

乳腺炎を予防する方法

①和食中心の食生活

乳腺炎の原因のひとつに、脂肪分の多い食事が挙げられます。

ママが脂っこい食事を摂ると、血液がドロドロになり、その血液から作られた母乳が詰まってしまうのです。

そのため、授乳中は妊娠中に引き続き食生活に気を使わなければなりません。

欧米寄りの脂肪分の多い食事を控え、和食中心のあっさりとした食生活を心がけましょう。

魚や野菜をよく食べることで母乳の通りも良くなり、乳腺炎の予防につながります。

②定期的にマッサージをする

乳房マッサージをすることで、胸に溜まった古い母乳を出すことができます。

母乳外来や桶谷式など、母乳マッサージを行っている場所は全国にたくさんあるので、自宅近くで探してみましょう。

プロによるマッサージはとても気持ちよく、またマッサージ後はおっぱいが美味しくなるのか赤ちゃんもゴクゴク飲んでくれます。

マッサージをあまりしないでいると古い母乳が溜まってしまい、乳腺炎の原因となる場合があるため、できれば一度プロに診てもらうことをおすすめします。

またマッサージだけでなく、母乳育児についてのアドバイスももらえます。

③飲み残しは搾乳する※絞りすぎない

赤ちゃんの体調やお腹の空き具合によっては、いつも通りの時間に授乳しても飲み残すことがあります。

母乳の飲み残しをそのまま放置してしまうと、次の授乳までに古い母乳がたくさん溜まってしまい、胸が詰まりやすくなってしまいます。

そのため、飲み残しがある場合は授乳後に絞るといいでしょう。

但し搾乳機などで過剰に絞ってしまうと、体が「もっと母乳が必要なんだ」と判断してさらに母乳を生産してしまうため絞りすぎに注意しましょう。

④授乳間隔を開けすぎない

授乳間隔を3時間以上空けるのも乳腺炎の原因になり得ると言われています。

通常、母乳は3時間かそれより細かい間隔で生産されるため、あまり間を空けるとどんどん母乳が溜まっていき詰まりの原因になります。

夜中、赤ちゃんがぐっすり寝てしまい授乳をスキップすることもあると思います。

そんな時、翌朝胸が岩のように固くなっていませんか?

すぐに授乳をすればセーフですが、一歩間違えば乳腺炎になる可能性もあるのでやはりなるべくなら3時間以下の間隔で授乳するのが安全です。

赤ちゃんが寝てしまっているようなら、手で軽く搾乳するのも胸の負担を軽減します。

⑤授乳スタイルを変える

授乳するとき、横抱っこばかりなど同じ姿勢を続けると、ある角度にだけ母乳が残ってしまうことがあります。

姿勢によってきちんと吸われる部分と吸われない部分が出てきてしまうので、できれば色んな角度から飲ませるようにしましょう。

横抱っこ以外にも、フットボール抱きや縦抱きなどの方法があります。

慣れないうちは難しいと思いますが、少しずつ練習してみてくださいね。

⑥左右均等に与える

赤ちゃんにおっぱいを飲ませるとき、どちらか片方にばかり偏ってしまうのも詰まりやすくなる原因です。

母乳は本来両方の乳房から均等な量分泌されるのが理想ですが、それがどちらかに偏ってしまうと母乳分泌過多を引き起こします。

そうすると、大量に生産された母乳がどんどん溜まっていって乳腺が詰まるという現象が起きるのです。

赤ちゃんにも好みがありなかなか難しいと思いますが、左右同じくらい飲ませるよう心がけましょう。



関連するキーワード

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

更新情報をtwitterで受け取る

更新情報をpush通知で受け取る

関連するまとめ

産休はいつから取れる?産休制度はワーキングママの強い味方!

出産しても働きたい!という女性にとって産休制度はとても心強い味方です。安心して新しい家族を迎えられるよう、い…

hinamama / 5844 view

出産をするなら無痛分娩!「無痛分娩」の仕組みと気になる費用

無痛分娩は、欧米では主流の出産法です。日本ではまだまだ一般的ではありませんが、自然分娩と違い、お母さんがリラ…

Le Petit Bateau / 9585 view

安産祈願はいつがいい?お参りの意味と参拝方法とは?

安産祈願は何となく知っているけどやらないといけないのかな?、やるとしてもいつがいいのだろう?とお悩みの方に安…

oppekeizm / 9727 view

生まれてくる赤ちゃんのために準備しておきたい6つのベビー用品

出産前には色々なベビー用品をあらかじめ準備しておきたいもの。 そんな中でも、あれば便利な物を紹介したいと思い…

いっち / 5922 view

戌の日のお参りはどこへ?安産祈願で有名な寺社5選

日本の昔からの習わしで赤ちゃんが無事に生まれますようにと祈願する日を「戌の日」とし、多くの妊婦さんが寺社を訪…

ほのりかこう / 7544 view

体温で本当に分かるの?排卵日と妊娠タイミングの関係について

妊活として基礎体温で排卵日を計算している人も多いのではないでしょうか。基礎体温を測ることで、排卵日が計算でき…

ReilyLady / 9327 view

実は乳腺炎の初期症状!白斑ができたらどうすればいいの?

母乳育児中に起きる様々なトラブル、その一つに「白斑」があります。乳首の先にポツッとできる白いできもののような…

tikatika / 10489 view

誰もが悩むはず!聞きたくても聞けない妊婦さんの便秘の解消法

妊娠中に便秘を訴える妊婦さんって結構多いのです・・妊娠したらお世話になるかもしれない簡単にできる便秘の解消法…

rinsei42 / 7352 view

立ち合い出産がもたらす嬉しい3つの効果

立ち合い出産なんて恥ずかしい!と思いがちなママや、苦しむ姿や、血を見るのはちょっと。。。と思いがちなパパ。で…

HF-LIFE / 9857 view

妊娠期間中つわりがない人もいるって本当?つわり以外の症状は?

妊娠期間中で一番辛いのはつわりでしょうか?中にはつわりがなかったという人もいることをご存知ですか?妊娠期間中…

ReilyLady / 5475 view

snowsnow

現在1歳の男の子の母です。

育児に関する情報を中心に発信していきたいと思います。

よろしくお願いします。

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

Facebookページ

フォローして新情報をチェック

twitterをフォロー

フォローして新情報をチェック