気づかないと危険!妊娠したら知っておきたい「破水」のこと
妊娠中は気がかりなことだらけ。特に、初めての出産では、わからなくて不安なことがあまりにも多いですよね。「破水」も、その一つではないでしょうか。どのようなものなのか、破水したらどうしたらいいのか、まとめました。
「破水」って何?
子宮の中の赤ちゃんは、約38℃の羊水で満たされた、卵膜という袋の中で成長します。
外からの衝撃を吸収し、快適な環境を維持する役割があります。
また、陣痛が起こると卵膜が破れ、羊水が膣に流れ出します。
これが「破水」で、羊水は、胎児が子宮から出てくるときの潤滑油の役目をします。
破水した羊水は、正常だと透明か薄ピンク色、緑っぽく濁っているときは危険です。
前期破水
本来は陣痛がピークになる頃に破水が起こりますが、陣痛が始まる前に、卵膜の一部が破れて羊水が少しずつ流れ出ることを「前期破水」と言います。
これは、約30%の妊婦さんに見られることなので、怖がらず、冷静に対処しましょう。
34週以前に前期破水が始まった場合、赤ちゃんの発育が不十分なので、できるだけ子宮にとどめる処置をしますが、状況によっては、すぐに分娩ということになります。
高位破水と早期破水
「高位破水」とは、子宮上部の卵膜が破れて破水すること。
通常の破水に比べて、流れ出す羊水の量が少ないので、気づかないまま妊娠が続くことも。
「早期破水」は、陣痛は始まっているけれど、子宮口が開いていない段階で破水すること。
子宮口が開くまでの時間はかかりますが、問題はありません。
破水かも!と思ったら
破水の見分け方
妊娠中に起こりやすい尿漏れと区別がつかないかも、入浴中だったらわからないかも…というのが不安な点ですよね。
何かが割れる音がして羊水が大量に出る場合はわかりやすいですが、少しずつ流れ出ることもあります。
羊水は、尿のようなにおいがなく、自分の意思で止めることができません。
また、立ったり座ったりしているときより、横になっているときのほうが多く流れ出るようです。
迷うようなら、産院に連絡してみましょう。
するべきこと
夜用など、吸収力のある生理用ナプキンか、タオルを当てます。
量が多いときは、バスタオルを腰に巻くといいでしょう。
まず産院に、次に、家族に連絡します。
車かタクシーの手配をして、横たわって安静にして待ちます。
落ち着いて、産院に向かいましょう。
してはいけないこと
前期破水で一番心配なのが、細菌感染を起こすことです。
流れ出た羊水を伝って、膣から子宮へと細菌が達すると、胎児に感染が及ぶ可能性があるので、破水したら入浴やシャワーは厳禁です。
羊水が出てしまうので、なるべく体を動かさないようにします。
前期破水を起こさないために
子宮内感染を起こしていると、子宮がもろくなって卵膜が破れやすくなるので、感染症は早めに治療しましょう。
激しい運動や、重い荷物の上げ下ろしは、子宮の収縮を引き起こし、卵膜が破れる原因になるので注意しましょう。
突然の破水で焦らないために
妊娠中、特に37週が過ぎたら、いつお産が始まっても不思議ではないので、それまでには出産準備を済ませておくこと。
さらに、破水を含め、出産間近に起こりそうなことを事前に勉強しておくと、いざというときに冷静に対処できます。
赤ちゃんと会える日に向けて、しっかりと備えたいですね!
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二人姉妹の母です。
自分が経験したことを発信しつつ、みなさんからいろいろなことを吸収できれば、と思っています!
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