【いざそのときが来ても慌てない!】介護のためのケアプランを知っておこう
介護がスタートする前にはケアプランというものを作成しなければなりません。介護を受ける人がどんなケアが必要で、週にどのくらいどのタイミングでケアを進めていけばよいのかを考えるケアプラン。いざというときに慌てずにスムースに進められるよう、介護のケアプランについて知っておきましょう。
■ケアプランって何?
要支援、要介護に認定された本人や家族の希望に添った介護サービスを適切に利用できるように、本人や家族の心身の状況や生活の環境などに配慮し、利用する介護サービスの種類や内容を定めた「介護サービスの利用計画」のことです。
ケアプランは居宅介護支援事業者(ケアプラン作成機関)、ケアマネジャーに作成を依頼することができます。自分で作成することも認められていますが、その場合は利用者(本人・家族)が市区町村へ届け出なければなりません。
ケアプランは、利用者の心身の状態の変化などに配慮し、常に適切なサービスが利用できるように随時変更されます。
ケアプランには居宅サービス計画と施設サービス計画があり、居宅サービス計画は援助方針、サービスの種類、スケジュール、サービス事業者などを決めるものです。施設サービス計画は、入所している要介護者に提供する援助方針、サービス内容や栄養管理などを計画します。
介護が必要だと認められ、介護保険が適用されることになると
次に待っているのがケアプランの作成です。
このプランを元に介護を受ける人の生活が決まっていきます。
重度の要介護者なら毎日ケアが必要ですし
そうではなければ、週に何日どんなケアが必要なのかを
保険適用額もかがみながら、介護をする家族の負担も踏まえて作成されていきます。
つまり、介護が大変になるかどうかがここにかかってくることになります。
お金を出してもっと来てもらうのか、それとも自分たちが頑張るのか
よく相談しながらケアプランをたててもらうようにしましょう。
■ケアマネージャーってどんな人?
ケアプランは、介護支援の専門家であるケアマネージャーに作成してもらうのが一般的だ。彼らに相談すれば、利用者や家族の希望に応じたケアプランを利用限度額の範囲内で作ってくれて、ヘルパーなどの事業者も紹介してくれる。
介護支援専門員(かいごしえんせんもんいん)、ケアマネジャー(略称ケアマネ)は、介護保険制度においてケアマネジメントを実施する有資格者のこと。要支援・要介護認定を受けた人からの相談を受け、介護サービスの給付計画(ケアプラン)を作成し、他の介護サービス事業者との連絡、調整等を取りまとめを行う。
必ずしもケアマネを通さなければならないわけではありませんが
こだわりがなければ基本的にはケアマネさんを紹介されて、
ケアプランを作成してもらうことになります。
これからの介護生活で一番頼りになる存在となるはずの人で、
何か問題があったり介護度が上がった時などに
ケアプランを作成し直してもらったりとお世話になります。
全てをケアマネさん任せにはせずに積極的に質問や相談をして
自分たちでも解決できるようになっていくのが理想です。
ケアマネは数が足りず激務だといわれています。
激務がたたって辞めてしまう人も多く、人材確保が難しい職種なのだそうです。
すべてを受け流しているとケアマネさんも
うっかりミスをしてしまう可能性があります。
しっかり自分たちでも考えるようにしておくことがポイントとなります。
■ケアマネージャーにお願いする
こちらは台東区の例ですが、基本的な流れはどこの市区町村もほぼ同じです。
介護のことがまったくわからないときでも
病院に相談窓口が用意されていたり、市区町村の相談先を紹介されるため
突然自分で探し出さなければならないことはあまりありません。
しかし、親の住む地域の介護相談窓口がどこにあってどんな相談ができるのか
一度チェックしておくと安心です。
また、ケアマネさんによって合う合わないもありますが
不愉快な対応を取る人もいるのも事実です。
激務のあまりのことなのかはわかりませんが、
そうした人にあたるリスクも頭に入れておきましょう。
要介護者(自分の親や伴侶など)の状態やその家族に合ったケアプランをつくり、介護サービスの手配などをしてくれる要の存在です。
介護ドキュメントの項でも書きましたが、うちを担当してくれたケアマネはとてもいい方で、こちらがわからないことや介護をするうえでの悩みなど、どんな相談でも平易な言葉で親切に答えてくれました。
ところが、介護業界の方々に話を聞くと、そのようなケアマネは実は少数。通常は、上から目線で「素人は我々専門家に従っていればいい」という姿勢で接する人が多いそうです。
こちらは、介護の初心者で知識はゼロに等しい。ケアマネに「おんぶに抱っこ」してほしいという意識もありますから、そうした態度を取られると黙らざるを得ない。委縮して悩みの相談などできなくなります。
■自分たちでケアプランを立てるなら
ケアプランは自分たちで作成することもできます。
その場合には、できるだけ専門知識のある身内がいることが望ましく
また、手続きもやや面倒になります。
自分で、親の住む市区町村の役所へ出向いてプランを提出しなければならず
同居で自分や家族に介護の知識がある人がいるなら
1から作ってみるのもよさそうです。
出典:自己作成Q&A of 全国マイケアプラン・ネットワーク
■専門業者に依頼する
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2011・2013年生まれの2男児の育児に
日々追われるママです。
大学で乳幼児発達を専攻していたので
幼稚園教諭と保育士免許を持っています。
卒業後は幼稚園や保育園と企業のいいものをつなげる
お手伝いのようなお仕事をしていました。
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