◎今年も大流行の手足口病

◎手足口病ってどんな病気?

手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。
子どもを中心に、主に夏に流行します。感染症発生動向調査によると、例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。
病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71(EV71)で、その他、コクサッキーウイルスA10などが原因になることもあります。

手足や口の中にブツブツができるのが特徴的な病気です。
口の中のブツブツに触れると痛みを感じます。
そのため口の中にできていると食事をとることがつらくなります。

発熱してからブツブツが出ることが多いのですが
発熱しないこともあります。

◎手足口病の見分け方

手のひらや足の裏などに、中心が白く周囲が赤い蚊に刺されたような発疹が出たら手足口病を疑いましょう。

発熱しないこともありますが、38度程度の熱が出て1〜3日で解熱。
その後の口の中に発疹ができて痛がるようなら手足口病の可能性が高いです。

◎たかだか手足口病と侮るなかれ

まれに髄膜炎を起こすことがありますから、高熱・頭痛・痙攣や嘔吐などの症状がある場合にはすぐに受診を。口の痛みが強くて水分がとれない、おしっこの量が少ないときは脱水状態のおそれがありますから、医師の診察を受けて下さい。

◎治療方法は?特効薬はあるの?

残念ながら手足口病には「この薬を飲めば治る!」というような、特効薬はありません。

薬を飲むとしても、痛みを和らげる鎮痛剤などのみです。ケアをしつつ、自然に治癒するのを待ちましょう。

脱水症状にはくれぐれも注意しましょう。

口の中の発疹が痛むために、食事や水分を取りたがらなくなることがありますので、脱水症状を起こさないよう十分な水分補給を行い、柔らかく刺激の少ない食事を用意しましょう。

かゆみを伴うので、部屋を暖め過ぎないように、また直射日光を浴びないようにしましょう。

病院へ行っても薬を何も処方されないこともあるようです。

熱が高ければ解熱剤、かゆみ・痛みがひどければかゆみ止めや痛み止めなど
症状を緩和する薬しか出ないため、
完治するまで家の中で安静にしておくことが大切です。

◎子どものたくさんいる場所で感染が広がりやすい



この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

更新情報をtwitterで受け取る

更新情報をpush通知で受け取る

関連するまとめ

今年も大流行!家族で気をつけたい、溶連菌感染症について

流行中の溶連菌感染症。 症状や検査方法についてまとめてみました。

akimama / 8733 view

冬に増える子どもの便秘。家族でできる改善方法をご紹介

おとなでも辛い便秘の症状。子どもには、できるだけ経験してほしくないですよね。家族でできる予防方法と改善方法を…

サクマメグム / 5969 view

子供にもうつるマイコプラズマ肺炎の症状と治療法を知ろう

マイコプラズマ肺炎は自然治癒も可能ではありますが、重症化するケースもありますので、なるべく病院へ受診しましょ…

さんにんのまま / 5978 view

花粉症の時期にも使える!話題のマヌカハニーをご紹介

ニュージーランド生まれのマヌカハニー。栄養度が高く、殺菌効果もあるので、家族の健康のために常備するご家庭も多…

サクマメグム / 4012 view

目元シミの原因は?予防・対策で注意すべき9つのこと

顔のパーツで最も印象に残る目元。そのまわりにあるシミは、どっと見た目年齢を高めてしまいますよね。 目元のシ…

サワタリミヤコ / 7371 view

【産後ダイエット】忙しい育児中にできるダイエット5選

忙しいお母さん達のために育児中にできるダイエットについてまとめました。 無理することなく妊娠前の体型に戻せる…

reichel / 7712 view

これで解決!くすり嫌いの子どもに上手に薬を飲ませる方法

抗生剤など、大人でも結構ニガイ薬ありますよね。 今回は、うまく飲ませる工夫やグッズをまとめています

さくらしまこ / 10182 view

授乳中のママ必見!産後ダイエットで気を付けたい食事

産後ダイエットで、とにかく早く体型を戻したいと思うあまり、食事制限をしてしまう方もいらっしゃいますが、食事制…

ReilyLady / 7429 view

熱性痙攣(けいれん)で抑えておくべき対処法!

乳幼児が引き起こしやすい熱性痙攣。突然の発作を目の当たりにすると、「もしかして死んじゃうかも!」と驚いてしま…

さくらしまこ / 17812 view

こどもの身長が伸びなくなる!?意外な〇〇が与える恐ろしい影響とは?

こどもは発育が良いに越したことはありませんよね。 無理に身長を伸ばすことばかりにこだわる必要もありませんが、…

HF-LIFE / 4845 view

nana2boys

プロフィールの閲覧ありがとうございます!
2011・2013年生まれの2男児の育児に
日々追われるママです。
大学で乳幼児発達を専攻していたので
幼稚園教諭と保育士免許を持っています。
卒業後は幼稚園や保育園と企業のいいものをつなげる
お手伝いのようなお仕事をしていました。
子どもと楽しく、ママやパパがストレスを溜めずに
過ごせるような情報をまとめていきたいと思います♪
育児は十人十色、色々な方法や技を試して
それぞれのご家庭の「我が家の法則」を作っていく
サポートになれば嬉しいです!

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

Facebookページ

フォローして新情報をチェック

twitterをフォロー

フォローして新情報をチェック