妊娠を望む夫婦にとって、妊娠しやすい日と言うのは何よりもの関心事ですよね。ただ、妊娠しやすい日に関しては、単なる噂のような信憑性に欠けるものも多くあります。

こうした情報に惑わされないようにするためには、正しく体の仕組みなどの知識を知る必要があります。今回は、妊娠をしやすい日について、体の仕組みや生理との関わりについて書きたいと思います。

生理 (月経)が起こる原因のおさらい

女性の体は、赤ちゃんを産むために約35〜40年間は月経と付き合うと言われています。女性の体の中には約200万個の卵胞があると言われていて、卵子として成長した卵胞が排卵されてきます。

女性特有の器官である子宮は、いわば赤ちゃんが生まれるためのベッドです。排卵されると、子宮内膜を厚くさせて着床する準備をします。

そこで、妊娠をしない場合には、古い内膜が剥がれ落ちて血液に溶け出して、体外に排出されてきます。これが、生理のメカニズムです。これら全ては妊娠するための現象なのです。

排卵日はいつ?

生理が起こるメカニズムのところで、排卵されたから生理が起こるというお話をしましたが、生理が来てから排卵日に気がつくのでは遅いですよね。そこで、排卵日を事前に知るために使うのが、基礎体温グラフなのです。

通常女性の体温は、周期で低温期と高温期が交互にやって来ます。低温期から高温期に変わるタイミングが排卵日となります。

生理初日から排卵日までが低温期で、排卵期から次の生理日までが高温期です。
つまり排卵日は、低温期から高温期に切り替わるタイミングだということが分かりますね。

つまり妊娠しやすい日は?

通常で考えると、排卵日が一番妊娠しやすい日だと言えますよね。ただ、簡単にいかないのは、卵子が排卵されてから約12時間から24時間で寿命となってしまうところに原因があります。

妊娠をするには卵子の寿命が来てしまう前までに、受精している必要があります。そのため、排卵日にアクションを起こしていては時既に遅しとなってしまうケースがあるのです。
精子は、卵子よりも寿命が長く、約3日程と言われています。ということは、排卵日の約1〜2日前が一番妊娠しやすい日ということになります。

妊娠しやすいのは生理後?生理前?

妊娠しやすいのは、生理前か後かという問題についての回答は、どちらでもないというのが正解です。なぜなら、生理前は卵子が使われないからと体の外に排出される時期に差し掛かっていますし、かといって生理終了直後では、まだ成熟した卵胞がありません。

鍵となる期間は『排卵期』であって、生理の前後ではありません。妊娠するためには、成熟した卵子が排卵されていることが大切になるため、一番妊娠しやすいのは排卵される時期ということになります。

最後に

いかがでしたでしょうか。いろんな情報があって、根拠のないことに惑わされにないように、最低限の知識は知っておいたほうがいいですよね。

日本は、ヨーロッパなどの国に比べて妊娠や性の知識について乏しいというデータもあります。自分の体のことなのに、間違ったことを信じていたり、嘘の情報に右往左往することになるのは、ぜひ避けたい事態ですよね。



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ReilyLady

2013年生まれの女の子を持つ育児奮闘のワ―ママです。
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