夏になってくしゃみや鼻水、咳が出だしちゃった日には、だいたい誰もが「夏風邪ひいちゃったかな?」と思う事でしょう。昨日の夜、窓を開けて寝ていたせいかしら?なんて思うことも珍しくないですよね。でも、なかなか鼻水も止まらないし、咳も治まらないし、と症状が長引いているのは、夏風邪のせいじゃないかもしれません。

なかなか良くならないという方は、実は「夏の花粉症」かもしれません。花粉は春だけのものではなく、一年中存在します。風邪に似た症状だから、夏風邪とは限らないという事は、ぜひ覚えておいてください。

夏の花粉症って?

花粉症と聞くと、一番に思い浮かぶのは春に飛ぶ『スギ花粉』ですよね。だから花粉症と言えば、春にしかならないものなんて印象が強いですが、花粉自体は年中飛んでいます。季節ごとに咲く花や植物があるように、季節ごとに飛ぶ花粉があるのです。

夏に飛ぶ花粉とは

夏に飛ぶ花粉は、身近な雑草から飛んでいます。イネ科、キク科、ブタクサと言った、背の低い植物が増えるのに比例して花粉も飛びます。
夏は一気に雑草が繁殖する時期なので、この時期に雑草が生い茂るような場所に行くのは控えた方がいいかもしれませんね。

イネ科植物

イネ科植物

例えば、猫じゃらしや、コバンソウ、チガヤ、ススキなどは、よく見かけますよね。

キク科植物

キク科植物

タンポポや、レタス、アザミ、ブタナもよく見かける植物ですよね。この植物たちも、花粉を飛ばしているのです。

ブタクサ

ブタクサ

ブタクサは夏の終わり時期から秋にかけて繁殖する植物で、非常に花粉も多いので、夏の花粉症の代表とも言えます。

夏風邪との違いは?

夏風邪と夏の花粉症はどう見分ければいいのでしょうか?どちらも、鼻水や咳、少し熱っぽいなど、症状は似ていますが、それぞれの症状を見比べると、違いが分かります。

チェック①鼻水はどんな色?

風邪も花粉症も共通しているのが、鼻水が出たりくしゃみが出ることですよね。でも、鼻水を確認してみると違いが現れています。花粉が原因で出る鼻水は透明でサラサラしています。気がつくとツーっと出てきてしまう鼻水は、花粉やアレルギーが原因であることが多いのです。

風邪が原因の鼻水は、粘り気があって色がついています。青っぱなが出るようであれば風邪が原因となっている可能性が高いということですね。

チェック②どんな咳が出る?

風邪を引いた場合も、花粉症の場合も咳の症状が現れます。どんな咳が出るかも夏風邪か花粉症かの判断基準になります。

まず風邪の場合は、ウイルスが原因で痰が出て喉に絡んでゴロゴロとなる咳が出ます。一方、花粉症は喉に花粉が付着することで咳が出るので、乾いた咳が出ます。こまめにうがいをしたり、のど飴で喉に潤いを持たせることで緩和ができます。

チェック③目や肌に痒みがないか?

イネ科の植物の花粉は、スギ花粉やヒノキ花粉と症状が似ていて、目や皮膚、全身に症状が出やすいというのが特徴です。
花粉症が原因の不調は、目に現れやすいので、普段より目・肌が痒かったり、目やにや涙の量が多かったら、花粉症の可能性を疑いましょう。

チェック④熱は出ているか?

花粉症でも熱っぽい感じになることはありますが、花粉症が原因で熱っぽさがある場合は、実際に測ってみると発熱はしていません。
発熱しているかどうかも判断基準になりやすいので、熱っぽいなと感じたら、迷わず体温計で測ってみましょう。



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ReilyLady

2013年生まれの女の子を持つ育児奮闘のワ―ママです。
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