思いもよらぬ事故『火傷』

どんなにママが気をつけていようとも、事故は起こってしまうものです。
問題はその時を迎えた時に、少しでも冷静に対応できるように知識を頭に入れておくことです。

初期治療が遅れると熱傷は深くなり、治療期間もしばしば長くなります。
熱傷の症状は皮膚症状が中心ですが、熱傷を受けた面積が広ければ脱水、炎症などによるショック症状などさまざまな全身症状があらわれます。体表面積の10%以上の熱傷面積では輸液が必要とされており、専門医療機関での加療が必要となりますので時間外でも救急来院して下さい。

1度熱傷:赤く腫れる

1度熱傷の場合はすぐに冷やして様子見です。
あまりに痛がるようであれば、病院で軟膏をもらうと良いでしょう。
赤くぶくっと腫れる程度であれば、1度熱傷の範囲に入ります。

1.表皮のみの損傷です。(日焼けは1度熱傷です。)
2.ヒリヒリして赤くなります。
3.一時的に色素沈着がありますが、数日で自然に治り、やけど跡は残りません。

軟膏をぬることで痛みを和らげることができます。あまりに腫れて痛いようであれば、軟膏をもらいに行きましょう。

2度熱傷:水ぶくれができる

二度熱傷の中にも2段階あり、症状のレベルは痛みで判断すると良いです。
痛みが軽度で水ぶくれができるようであれば、それは2度熱傷の中でも重度な範囲に入ります。

火傷は痛みが強い程、軽度なのです!
しかし火傷の範囲が広かったり、赤ちゃんの様な幼い子の場合は救急で病院へ行きましょう。

水ぶくれができるのは、2度熱傷の場合です。
水ぶくれは、やけどの傷口を保護する役割があるので
破れないように気をつけます。

水ぶくれが破けてしまった場合は、病院での診察を受けます。
上皮化後に、色素沈着などが起きますが、やけど跡はあまり残りません。
ただし、やけど後のケアによっては、やけど跡が残ることがあります。

水ぶくれができた場合は、必ず水ぶくれを剥がさないようにすることが重要です!!

3度熱傷:焦げた様にまっ黒になる

火傷の程度は明らかにひどく見えるのに痛がらないような場合は、一番最悪なパターンだと考えてすぐに救急で病院へ行く必要があります。
3度熱傷の場合でも、迷わずに冷やすことが大切だそうです。

最も深い3度熱傷は、水ぶくれができずに、皮膚が白くなったり、
黒く焦げたりしていて、痛みも感じなくなっています。
手術が必要な場合もあるので、痛みがなかったり、
軽傷に見えても病院を受診することをおすすめします。
やけど跡ははっきりと残り、盛り上がったり、ケロイド状に残ることもあります。
皮膚が引っ張られる感覚や、機能障害が起こる場合もあります。

家庭での応急処置について

やけどの応急処置は、とにかく冷やすことです。
冷やすタイミングが遅くなることで、どんどん皮膚の深い層まで炎症が広がります。

やけどをしたらすぐ流水(水道水)で冷やしましょう。冷やすことによ り、痛みを軽くするだけでなく、やけどの進行を遅らせることができます。冷やす時間は、体の部位や年齢などにより異なるため一概には言えませんが、大体 15~30分は冷やすようにしましょう。手足のやけどでは、1時間くらい冷やすと有効的と言われています。
衣服の上から受傷した場合は、服の上から水をか けます。
服を無理して脱がすと、水ぶくれが破れて、痛みが強くなったり、感染をおこしたりする原因になることがあります。ただ、服の上からではやけどをおこした部 位がわかりにくいため、広めに水をかけるなどの注意が必要です。

またあまりに広範囲に渡る場合は、バスタオルを氷水につけて冷やし、そのタオルを全身にまいて、その上から乾燥しているバスタオルで保温することが良いようです。しかしこの場合、氷水でタオルを何度も冷やす必要があります。

絶対に行なってはいけない民間療法



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