拒食症ってどんな病気?~身体に起こる変化と対処法~
拒食症は毎日の食事量が減っていき、急激に体重が減ってしまう怖い病気です。この病気の怖いところは自覚症状がなく、治療には長い時間が必要になります。
そんな病気を防ぐためにも、早めに気づくためのセルフチェックや、拒食症を防ぐための食事のルールを知っておく必要があります。
もしかすると拒食症かも?体に起こる様々な変化
拒食症は食べることを過剰に恐れてしまい、大幅に体重が減少してしまうことです。
最初のころは、食べる量が減るだけで見た目に変化はないので気づくことは難しいです。不安な人はセルフチェックから始めてみましょう。
私はもしかして摂食障害?あせって自己判断は禁物です。
おかしいな?と思ったらまずは簡単なセルフチェックで自分の状態を確認してみるのもいいでしょう。
病気になると身体に様々な変化が起こります。
この変化をチェックすることで、自分が病気であるかどうか調べられるのです。
・拒食症の初期症状
1日にとる食事の量が減るのはもちろんだが、揚げ物を嫌がるなど食事の内容にうるさくなる、カロリー計算に精を出すといった行動が見られる。
急に体重が減るため、入浴姿を見られるのを嫌がったり、ゆったりとした服装をするようになったりすることもある。
食行動の異常を示すこともあり、隠れ食いや食べたものを後から吐くといった行動を呈することもあります。
体重増加に対しての恐怖感をもったり、客観的にはやせているにも関わらず、まだやせていないと感じたりすることもあります。
女性であれば生理がこなくなることも稀ではありません。
拒食症の初期症状としては
・食事の量が減る
・体重が極端に減る
・食事の食べ方や内容に強いこだわりを持つ
・生理不順
などといった症状が挙げられます。このような変化が起こっている場合、拒食症になりかかっているといえるでしょう。
拒食症の治療には時間がかかる
摂食障害の一つである拒食症は、専門の医療機関で治療するのが一般的です。
また、拒食症の治療には長い時間がかかることで知られています。
中学1年で症状が出始めた摂食障害は、40歳前後で回復するまでに、25年近くの時間を要しました。
「ずっと居場所がなかった。私の経験が、摂食障害を抱える若い人たちの役に少しでも立つならば、話していきたい」。
回復したいま、東京都内の会社員女性(42)はそう口を開きました。
場合によっては発症から回復するまでに何十年もの時間がかかってしまうことがあります。
拒食症は甘く見てはいけないのです。
大きなきっかけは思いあたりませんが、長い期間をかけて、先生からアドバイスを頂いたり、自分で高校、大学、社会人、結婚生活等、経て、様々な環境の中で、少しずつ考えさせられたりしたことで、良い方向に向かっていったのだと思います。
もちろん、先生や家族の見守りが一番だったと思います。
医師や家族、友人などのサポートがなければ拒食症を治療することはできません。
きちんとした環境を整えてから治療に取り組む必要があるのです。
ただ、初期段階であれば自然治癒も可能とされています。できるだけ早く治療に取り組みましょう。
悪化させないための食事のルール
拒食症を悪化させずに自然治癒させるためには、食事のルールを守るのが大切です。
最後に、拒食症にならないための食事について勉強していきましょう。
本人は元気なつもりで動き回っていても、やせていることで、からだは「省エネ」状態になっていて、少ないカロリーでなんとか動いています。だから、できるだけからだを休ませる時間が必要です。
また、食べ方の工夫をして、少しでもカロリーをとる必要があります。こわくない量、食べられるもの等を工夫して食べるとよいです。
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