
つらい乳腺炎には葛根湯が効く!?乳腺炎に効果的な食べ物とは
おっぱいが痛い、高熱が出てつらい…こんなにも苦しい症状がつきまとう乳腺炎。それが少しでも楽になるとしたら?その救世主についてのご紹介です!
乳腺炎は症状にも段階がある
乳腺炎には軽度なものから重度なものまで段階があります。
初期症状として、
・母乳が詰まり、乳房の一部がしこり状に硬くなる
・乳房全体ではなく一部に熱っぽさや痛みを感じる
・腕の上げ下ろしでも乳房に痛みを感じる
・乳頭部にニキビのような白っぽくあるいは透明なできものができる
などがあげられます。
初期段階で対処せずに重症化してしまうと…
乳腺が細菌感染し、炎症が乳房の中に広がり膿がたまった状態になります。ここまでになると少し触っただけでも激痛を感じるそうです。また、併せて頭痛や悪寒、人によっては吐き気を催す方もいるのだとか。
こうなってしまっては抗生物質を処方してもらうか、もっとひどい場合は切開して乳房の中の膿を取り除かなくてはなりません。
授乳中であるなら心情としてなるべくなら抗生剤は控えたいですし、ましてや切開なんて怖すぎますよね。こんなにひどくなってしまう前に少しでもおっぱいが張る・痛いような気がするといった初期の段階から授乳中でも安心して摂れる、乳腺炎に効果的な方法でつらい乳腺炎を撃退してしまいましょう。
風邪だけじゃない?葛根湯を飲んで撃退!
そんなときに効果的なのが葛根湯です。
葛根湯といえば風邪気味の時に飲むイメージがありますよね。
実は乳腺炎にもとても効果的な漢方だということをご存知でしたか?
自然由来の生薬である葛根湯の効用として、血流を促進し体の熱や腫れ・痛みを発散して治すというものがあります。
つまり乳腺炎の症状の血流が悪くなり母乳が詰まった状態から引き起こされる乳房の痛みやしこり、熱っぽさを改善する効果が期待できるというわけなんです。
飲む際のベストなタイミングは?
葛根湯の血流促進や発汗作用によって重症化するのを防ぐため、あくまで乳腺炎の初期の段階に服用してください。
漢方薬全般は基本的に食前あるいは食間に飲むことが最適とされています。
お腹が空っぽの状態のほうが吸収率が上がり、より高い効果が期待できるからです。
食事前の空腹時、あるいは食事を終えた2時間後くらいに白湯で飲むようにしましょう。
飲む回数は1日に2~3回程度を体調の様子を見つつ服用してくださいね。
葛根湯は比較的身体に負担をかけにくい漢方ではありますが、もちろん体質に合わない場合もあります。
すでに身体が怠かったり体力が低下しているなと感じるときには服用を避けてください。
また、長期間にわたって飲み続けることも控えるようにしてください。
さらに、併せておっぱいのマッサージをしていただくことでより一層効果的になります。
意外!実は食事は乳腺炎にそこまで関係なかった?!
よく乳腺炎になりにくくするためには乳製品や糖質、脂質の多いものを避け、和食中心の食生活にしましょうという指導がされているようですが、実はNGとされる食事=乳腺炎の原因ではなかったという説があるのをご存知ですか?
別に食べたものがそのまま母乳に出るんじゃなくて、消化管で粉々に消化されて吸収されるんですよー
牛乳の脂肪の粒が大きいからって、牛乳を飲んだらそのまま母乳が牛乳になるわけじゃないし、
そもそも乳管の太さと脂肪の分子の大きさは何ケタもちがうので、それで乳管が詰まったりしません。
乳腺炎は作った母乳が吸い取られずに乳腺に溜まったままになったためにおこるもので、多くは授乳間隔や授乳姿勢に問題があります。
食べたものがそのまま出て、ネバネバの栓みたいになって起こるものではありません。
ケーキがほしいなら一個とか二個とか、ご飯を食べられる数にしてね。
ハンバーグが好きならそれでいいから、食事の内容のバランスは気をつけてね。その代わりに、授乳の方法を工夫するのに慣れるまでは、お出かけやお客さんは極力減らして、授乳の時の赤ちゃんや、自分の抱き方に神経を集中してみてね。
体を休めて、おっぱいは働かせて(授乳回数↑)ね。
、、、これが、今の私が乳腺炎のママにかける言葉です。
もちろんなんでも食べていいから!と暴飲暴食をするのは授乳中だろうがそうでなかろうが通常において健康上の問題からも絶対によくありません。
しかしバランスの良い食事を心がけた上での飲食であればそこまで神経質に食事制限をする必要はないのかもしれませんね。
乳腺炎を繰り返す人は何度も繰り返すため、幾度となくつらい経験をされた方、現在されている方も多いかと思います。ひどくなる前の早め早めの対処で重症化する前に撃退してしまいましょう。

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授乳期、赤ちゃんのことで手一杯で心も弱りがちなときにはこの話だけでもうれしいですよね。
かえってきつい食事制限などでストレスなどをため込んでしまうと血流も悪くなりますし、こうやって食べてもいいんだ!我慢しなくていいんだ!という少しの息抜きや自分へのご褒美は大切なことだと思います。