■節分が2月3日なのは立春の前日だから

節分(せつぶん/せちぶん)は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」ことをも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。

「季節を分ける日」である節分は、本当は1年に4回ある日のこと。
豆まきをする行事として現代にも風習が残っているのが
立春の前日である2月3日の節分です。

■節分=2月3日とは限らない?!

節分の日付は現在は毎年2月3日であるが、これは1985年から2024年ごろまでに限ったことであり、常にそうではない。
1984年までは、4年に1度の閏年に2月4日だった。2025年から(2021年からになる可能性あり)は閏年の翌年に2月2日になる。グレゴリオ暦での最初の節分となった1873年から22世紀初頭までの具体的な日付は表のようになる(重複している年はどちらの欄を使っても正しい日付が出る)。節分の日付は数十年のスケールで徐々に前倒しになってくるが、4で割り切れても閏年とならない1900年、2100年、2200年……の翌年に1日遅れて帳消しとなる。

2月3日が節分ではなくなる日もそう遠くはなさそうです。
でも2月2日のほうが、覚えやすそうですね。

2月3日がお誕生日で「節分の日なんです」と紹介してきた人は
2025年以降はその言葉が使えなくなるので要注意ですね。

■どうして豆まきするの?

節分といえば豆まきですが、節分に豆で邪鬼をはらう行事が初めて行われたのは、室町時代の京都で、「看聞(かんもん)日記」の1425年(応永32)の記録に記されています。
 また、定番のかけ声の「鬼は外、福は内」は、「臥雲日件録」1447年(文安4)に、立春前夜に家ごとに豆をまき、「鬼は外、福は内」ととなえたと記されています。

 やがて江戸時代になると、春をむかえる厄払いの行事として、諸国の神社や家庭にひろまり、体を豆でなでて厄をうつしたり、年齢の数だけ豆を食べたりするようになりました。

かなり古い時代から、豆まきの習慣はあったようです。

こうして由来を調べることで歴史の勉強にもなりますね。
普段から子どもと伝統や歴史の話をしていると自然と学ぶ力が身につきそうです。

■イワシの頭を飾る?

イワシの頭をヒイラギに挿して玄関に飾ります。

昔から臭いのきついものや尖ったものを厄払いに用います。そこで、鬼の嫌いなものは「臭い鰯(いわし)の頭」と「痛い柊(ひいらぎ)のトゲ」とされ、鰯の頭を焼いて柊の枝に刺し、


それを家の戸口に置いて鬼の侵入を防ぐ焼嗅(やいかがし)という風習がうまれました。また、鰯を戸口で焼いて臭いをかがせることを焼嗅と呼んだり、鰯の頭を柊の枝に刺したものを柊鰯、鰯柊と呼ぶこともあります。

イワシの頭だけでは売っていないので
鰯柊を作ったあとの実の部分は焼いて食べるのもいいですね。

焼いているときの香りで鬼を撃退できて一石二鳥!

■恵方巻きの文化

恵方巻きの由来

正確な起源は不明で、江戸時代末期に大坂の船場で商売繁盛の祈願として始まった風習を発祥とする説など諸説ある。明治期や戦後に一時廃れたが、1977年に大阪海苔問屋協同組合が行った海苔の販売促進イベントで復活した。


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2011・2013年生まれの2男児の育児に
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大学で乳幼児発達を専攻していたので
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卒業後は幼稚園や保育園と企業のいいものをつなげる
お手伝いのようなお仕事をしていました。
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