ハロウィンって?

ここ数年、日本でもハロウィンという言葉をよく聞くようになりました。10月の終わりごろ、東京などの都会の街中でコスプレを楽しむ若い人たちが毎年ニュースで取り上げられるようになりましたね。

私は高校卒業後アメリカの大学に進学したため数年間アメリカに住んでいました。アメリカから帰国したのは今から10年近く前のことですが、まだその頃は日本でもハロウィン、ハロウィンとあまり耳にすることはありませんでした。

でもそもそも、ハロウィンって何なのでしょうか?なぜみんなハロウィンの日に仮装してワイワイにぎやかにしているのでしょう?

ハロウィンって、ただ仮装して浮かれるだけのお祭り?

ハロウィンとは、10月の終わり頃にみんなで仮装してただ浮かれるだけのお祭りなのでしょうか?

日本にはもともとハロウィンの習慣はなく、最近ハロウィンの日に仮装して街中に繰り出している日本人を見ると、「あぁ、きっとこの人達は(だいたいの人がおそらく)ただ普段できないコスプレをして非日常を楽しんでお祭り騒ぎがしたいだけなんだろうなぁ」と、正直思うこともあります。

中にはハロウィンの本当の意味を知っている人もたくさんいると思いますが、きっとただ仮装してワイワイしたいだけの人もいると思います。その人たちはきちんとハロウィンの意味や起源を知っているのでしょうか?

今日はそんなハロウィンがどのような行事なのか、何をするのかを簡単にご紹介しましょう。

実は「収穫祭」のことだった!

古代ケルト人とハロウィン

ハロウィンとは、毎年10月31日に行われる「収穫祭」です。

ハロウィンを始めたのは古代ケルト人だといわれており、このケルト人にとってはこの日が一年の最後の日と言われていました。ですので、一年のしめくくりのこの日に、この一年の収穫を祝うハロウィンというお祭りをするようになったのです。

なぜ収穫祭なのに仮装をするの?

この一年の最後の日にはご先祖様の霊が家に戻ってくると考えられていたので、それに便乗してやってくる悪い霊や魔女たちを追い払うために、みんな仮面をかぶったりいつもと違う格好をして正体をそれらから隠し、かぼちゃをくりぬいてランタンを作り(これがジャックランタンと呼ばれているものですね)その中に蝋燭で灯をともしたといわれているのです。

仮装は、自分の身元を悪い霊から隠すためのものだったのですね。ただ楽しいから仮装しているわけではなかったのです!

子育て中ママの密かなハロウィンの楽しみ方

ここ数年、赤ちゃんのいるママたちが赤ちゃんが寝てる間に家にある色々なアイテムを使って赤ちゃんのまわりに飾り付けしてその様子を真上から写真に撮って楽しむ「寝相アート」が流行っていますね。

この写真のようにハロウィン仕様の寝相アートを撮影するのも、子育てママの疲れを癒す楽しみ方のひとつですよ。

ハロウィンの悲しい出来事。

現在ではアメリカではハロウィンの行事はすっかり定着し、みんな魔女やおばけやスーパーヒーローなど好きな格好に変装して近所の家を、

「Trick or treat!(お菓子くれないといたずらしちゃうよー!)」

と回るようになりました。

ちなみに近所の家をこうやってまわるのは、ほとんどが子供たちばかり。何年も前の話ですが、アメリカに留学中だった日本人の留学生がハロウィンの日に知らない家に、

「Trick or treat!」

と尋ねたところ、変質者と勘違いされその家の主人に撃たれて亡くなるという事故も起こりました。昨今ではだれが何をするかわからない、隣人でも容易に信用しては危ないような時代です。

まとめると…

ハロウィンの起源は古代ケルト人、そして彼らが始めたこのハロウィンは、もともとは一年の収穫を祝う収穫祭であったこと、そしてかぼちゃでジャックランタンを作ったり仮装して身元を悪い霊や魔女から隠し追い払うのが目的ではじまった習慣だということを頭の片隅へ入れておいてください。

次回のハロウィンは、今年のただ浮かれて仮装するだのけハロウィンとはまた一味違った楽しみ方ができるかもしれませんよ。



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蓮ママ

岡山在住、30代前半。
高校卒業後アメリカの大学に進学、卒業と同時に帰国。
帰国後は英会話講師、自動車整備士を経て現在0歳児の育児に奮闘中です。

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