つわりの原因

妊婦さんを苦しめる憎らしいつわり。多くのつわりは妊娠初期に現れ、胎盤が完成する妊娠3~4か月頃には軽減する人も多いようですが、赤ちゃんが生まれるまで継続する妊婦さんもいるそうです。

つわりのはっきりした原因は医学的には解明されていないとされていますが、いくつかの通説があるので一つずつ見てみましょう。

①ホルモンの増加

受精卵の発育に適した状態を保つため、子宮の中ではそれに必要なホルモンが増加、体がその急激な変化についていけずつわりを起こすという説。

このヒト絨毛性ゴナドトロピンと呼ばれるこのホルモンは、妊娠に重要な物質を出す「黄体」の退行を防いでくれる役割をもっています。このホルモンが子宮を妊娠に耐えられる状態を保ってくれているのです。

②体質がアルカリ性から酸性に変わるから

妊娠発覚後、妊婦の体質は酸性に変わるのですが、これをアルカリ性に戻そうとする事でつわりが起きるという説。

つわりの時、なぜか肉や米が苦手になり、果物や野菜であれば食べられるといった声が多く聞かれますよね。

これはアルカリ性に戻そうとする働きのためではないかと言われています。お腹の赤ちゃんが酸性よりもアルカリ性の体質を好んでいるようです。

③心理的な原因

精神的ストレスが多いとつわりがひどくなるケースもあるようです。
夫婦間や家族との関係、出産や母親になる事への不安、おなかの赤ちゃんが育っているのかという不安。

妊娠中のストレスは赤ちゃんにダイレクトに影響してしまいます。家に閉じこもるよりも外で新鮮な空気を吸いながらお散歩する等して、心身ともに穏やかに過ごしましょう。

つわりの対処法は?

つわりと一言で言ってもその症状はさまざま。それぞれの症状に合わせた対処法をご紹介します。

①吐きつわり

つわりと言ったらこれを想像する人も多いのではないでしょうか。とにかく胃がムカムカ、一日中吐き気があり、実際に食べたものを吐いてしまうことも多いです。

そのため食事を摂るのがおっくうになってしまいがちですが、食べやすく、そして吐く時にのどの負担とならないようなものを選んで食べましょう。

まったく食事を摂る事ができず、水を飲むだけでも吐いてしまうといった時は病院を受診するようにしてください。

②においつわり

お米の炊けるにおい、揚げ物のにおい等が苦手となり吐き気が起こるつわりです。それまで平気だったスーパーでの買い物が苦痛になる人も多くいます。対処法はとにかくにおいを嗅がないようにする事。買い物や料理の間はマスクを着用すると少しはマシになります。

③食べつわり

胃の中がカラになると気持ちが悪くなるつわりです。朝起きるとお腹がすいているので吐き気を感じる事が多いです。

対策としてはとにかく胃をカラにしない事。朝は小さいおにぎりやクラッカー等をつまんでから行動を開始しましょう。それだけで症状は改善します。

外出時もお腹がすいたと感じたときに軽くつまめるよう、バッグの中に食べ物を持ち歩くようにすると良いです。

つわりに効く食べ物は?



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花央

はじめまして、花央です。
現在一歳の息子に振り回されながら、成長を感じたり、時にはイライラしたり、充実した毎日を過ごしている主婦です。
息子を出産前は保育士として10年間働いていました。
保育しての経験や知識を生かしたり、現在子育て中である母親の目線から、私と同じように育児に奮闘しているママやこれから出産・育児を控えているプレママのために少しでもお役に立ちたいと思い立ち、ライターとして細々と活動しています。

よろしくお願いします。

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