肌をすぐに黒くするのはUV-Aの影響
UV-Aは、日差しを浴びた後、「肌をすぐに黒くする」紫外線のこと。これがメラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)を刺激することで、メラニンが生成されて色素沈着が起こります。

実はこの「肌をすぐに黒くする」という反応は、紫外線が皮膚の奥深くまで浸透してしまうことから守ろうと、体内でメラニン色素が働くことによって起こる「皮膚の防衛反応」。UV-Aは30〜50%が表皮を通過して真皮に到達し、真皮にある弾性繊維を破壊するため、それが肌のハリなどに影響を及ぼし、シワやたるみなど肌の「光老化」へとつながってしまうのです。
肌に炎症を引き起こすのはUV-B
もう一つのUV-Bは「肌に炎症を起こさせる」紫外線のことで、肌がヒリヒリするやけどのような状態になります。すべての紫外線の約5%を占めるUV-Bは主に肌表面で吸収され、UV-Aほどの「即時黒化」作用はないものの、肌色を黒くする作用があります。そのエネルギーは強く、肌が赤く炎症を起こしてしまうのです。これがシミ、そばかすなどの原因となります。

いまさら聞けない!日焼け止めの「SPF」や「PA」ってなに?

日焼け止めのパッケージで見かける「SPF」と「PA」「+」という表示。これはUV-A、UV-Bそれぞれから肌をどのくらい守ってくれるのか、数値等で表したものです。では、「SPF」と「PA」の意味するものとはなんでしょうか?
■SPF
SPFとは、「Sun Protection Factor」の略で、UV−Bに対する防止効果を示すものです。SPFの数値は、日焼け止め化粧品を塗った場合、塗らない場合に比べて何倍の紫外線を当てると、翌日に肌がかすかに赤くなるかを示しています。SPFは2〜50、さらに50以上の場合は「50+」と表示され、数値が大きいほどその防止力が高まります。
■PA
PAとは、「Protection Grade of UVA」の略。こちらはUV-Aに対する防止効果を示すものです。PAは「PA+」〜「PA++++」の4段階で表示され、「+」が多いほど防止力が高まります

日焼け止め効果が高いものを選べばいいわけではない!

「SPFもPAも数値が高いものを選んでおけば安心でしょ?」と思うかもしれませんが、それはちょっと待って。日焼け止め選びで大切なのは「どのくらいの時間、紫外線を浴びることになるか」ということ。「面倒だから数値の高いものに…」というのはあまりいただけません。特に乾燥肌や敏感肌の方が、数値だけで日焼け止めを選ぶと肌に余計な負担がかかり、肌トラブルを引き起こすモトになります。日焼け止め選びに大切なのは「TPO」を考えることなのです。
こまめな塗り直しがコツ
SPF値やPA値にこだわって選べばそれでOK、というわけではありません。汗や水、皮脂、タオルやハンカチによる摩擦でその効果は少しずつ落ちていくもの。紫外線から徹底的に肌を守りたいなら、2時間おきにこまめに塗り直し、紫外線防御効果をしっかり持続させましょう。

SPFやPAが高いからといって、塗り直しをしなくていいというわけではないですし、かえって肌にダメージを与えてしまうこともあるので気をつけましょう!

日焼け止めの選び方

炎天下でのレジャーやマリンスポーツなど
長時間紫外線に晒される炎天下でのレジャーやマリンスポーツなどを楽しみたいときには、SPF50+・PA++++の国内最高値のUVカット効果を持った日焼け止めがおすすめ。汗や水に強いものを選び、こまめに塗り直すこともポイントです。
屋外での軽いスポーツなど
ウォーキングなど、屋外で短時間スポーツを楽しむ場合は、SPF30・PA+++程度でも十分紫外線から肌を守ることができます。

また、紫外線は年間を通して降り注いでいるもの。日差しが強くない時季であってもゼロになることはなく、冬でも夏の半分程度と言われています。特にUVAは、朝から夕方の遅い時間まで降り注いでいるため、屋外で過ごす日には、冬場であってもPA値の高い日焼け止めを選ぶのがおすすめです。

サキナの日焼け止めで日焼け知らずに♪

紫外線は晴れの日だけでなく、雨が降っていても曇っていても地表に届いています。だからこそ「日焼け対策は一年中行う」のが基本。日焼け止めを塗る以外にも帽子や日傘、ストールなど、紫外線対策に有効なアイテムを活用してください。ちなみに、アスファルトからの照り返し、なんていう思わぬ敵も潜んでいます、ご注意を!

日焼け止めは夏だけのものではありません。サキナの新しい日焼け止めを早速使ってみましょう!



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