乳腺炎は、産後のママなら誰でも起こる可能性のあるおっぱいトラブルの一つです。特に授乳中のママの内、2~3割はかかると言われており、重症化すると痛みや発熱などが起こり本当に辛いトラブルと言われています。
乳腺炎は初期症状が必ずあるので、それを見逃さず、早めの処置を行うことでトラブルの予防をすることができます。

乳腺炎の種類や原因、予防法と一緒に、どういった初期症状があるのか見ていきましょう。

乳腺とは

女性の胸の中にある乳腺。妊娠や出産をしてからは特によく聞く言葉ですが、どこのことを言っているのかご存知ですか?

女性の胸は、
■授乳期に母乳を作る腺房(腺房の集まりを小葉、小葉の集まりを腺葉と言います。)
■作られた母乳を乳頭まで運ぶ乳管
☆上記二つを合わせて、乳腺と言います。
■乳頭
■乳腺を支え守る脂肪組織
■乳腺を皮膚や筋肉とつなぐクーパー靱帯
■血管
■神経
などから成り立っています。そして、これらを大胸筋が支えています。

母乳は、袋状の細胞である腺房で作られます。この腺房が約10個~100個集まったものを小葉、さらにその小葉が多数集まったものを腺葉と言います。
成人女性は、この腺葉を約15~20個程持っています。それぞれの腺葉は、腺房で作られた母乳を乳頭まで運ぶ、乳管を持っています。乳管から乳頭までの間(乳頭の手前)に乳管洞という母乳を蓄えるための組織があります。
一般的には、これらを合わせて乳腺と呼んでいます。

腺房が集まってできている小葉をぶどうの粒、乳管をぶどうの枝と考えるとイメージしやすいかもしれませんね。この約15~20個程ある乳腺(腺葉+乳管)が、乳房の中で、乳頭から木の枝のように放射線状に広がっています。

乳腺炎というのは、これらの乳腺組織のどこかに炎症が起こっているトラブルのことを言います。

乳腺炎の種類と原因

乳腺炎には、急性うっ滞乳腺炎と化膿性乳腺炎の2種類あります。それぞれの内容と原因を見てみましょう。

急性うっ滞乳腺炎

乳腺に母乳がつまり炎症を起こしているものを急性うっ滞乳腺炎と言います。授乳中のママがまずかかる可能性があるのが、こちらの急性うっ滞乳腺炎です。

急性うっ滞乳腺炎の原因となるのは、
■赤ちゃんが母乳を飲んでくれない
■赤ちゃんの母乳の飲み方に偏りがある
■授乳間隔があいていたり、時間にバラツキがある
■母乳の飲み残しがある
■卒乳や断乳で、授乳回数を減らしている
■初産で乳管が未発達
■扁平乳頭・裂状乳頭・短乳頭・巨大乳頭・小乳頭など、ママの乳頭が授乳しづらい形状をしている
■ワイヤー入りのブラジャーや矯正下着などで胸をきつく締めている
■姿勢が悪く、胸を圧迫している
ことなどが挙げられます。
何らかの理由で母乳がおっぱいに溜まったままになっている、若しくは胸を圧迫しているという2点が大きな原因となります。

化膿性乳腺炎

細菌に感染したことが原因で炎症を起こしているものを、化膿性乳腺炎と言います。何らかの理由で乳腺の中に菌が入り込み、乳腺組織を通じて菌が広がってしまうトラブルで、授乳中ではないママや出産経験がない女性もかかる可能性があるトラブルです。

化膿性乳腺炎の原因として考えられるのは、
■乳頭が不衛生になっている
■陥没乳頭
■授乳などの理由によって、乳頭にできた傷に菌が入り込んでしまう
■急性うっ滞乳腺炎が悪化し、炎症を起こしている部分に菌が入ってしまう
といったことが挙げられます。
特に、産後のママで多いのは、4つ目の急性うっ滞乳腺炎が悪化するというものですね。

赤ちゃんの口の中には、黄色ブドウ球菌という細菌が生息しています。産後ママが化膿性乳腺炎にかかるのは、この菌が原因となっていることが多いようです。産後の寝不足や慣れない育児で疲労が重なって、体の抵抗力が落ちてしまい感染してしまうようです。産後2週間程度~3か月ぐらいの間にかかるママが多いようです。

初期症状

乳腺炎の初期症状としては、急性うっ滞乳腺炎も化膿性乳腺炎も、同じように感じるママが多いですね。
■胸全体が少し腫れる
■胸がチクチク痛む(違和感がある痛み)
■胸の一部に硬いしこりのようなものがある
■乳頭に白い塊(白斑)ができている
■胸に一部(若しくは全体に)赤みがある
■胸の一部(若しくは全体)が熱を持っている
■赤ちゃんに母乳を吸われると痛む
こういった症状があれば、乳腺炎になりかけている可能性があります。

しこりが分かりづらいという声も多いですが、「触ってみるとコリコリ、コロコロと動くような感じがする硬い何か」が乳腺炎のしこりです。胸が張っている時の動かない硬さとは違い、しこりは動きます。実際に触って目安にしてみてください。

また白斑に関しては、見た目は白いニキビのような感じで、乳口炎とも言われています。乳口炎は、母乳の出口が詰まっているため起こるので、乳腺炎に発展しやすいという初期症状です。

あれ?乳腺炎かも?と思った時の対処法

赤ちゃんにたっぷり飲んでもらう

赤ちゃんにたっぷり飲んでもらうことが一番の近道です。たくさん飲んでもらいましょう。その際に、しこりや硬くなっているところや、少し痛むところを軽く圧迫しながら飲ませてみましょう。
かなり緩和すると思います。



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ヤギヤギコ

2歳の女の子の30代ママです。
「育児を楽しく」キーワードに執筆を行っています!
子育て経験を生かして、みなさんのお役に立てる記事を発信できたらと思います。よろしくお願い致します。

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