
どうなる?知っておきたい2020年から変わる大学受験のこと
最近、2020年から大学入試が変わるという話題を、よく耳にします。子供に関わる重大なことなので、不安になりますよね。まずは、どのように変わっていくか、知ることからはじめてみましょう。
センター試験の実施は、年1回のため、一度の失敗が、その後の人生を左右すると言っても過言ではありません。
新テストは、複数回の実施を目指してはいますが、高校側が、受験準備の早期化につながる、部活動や学校行事に支障をきたすなどの理由で難色を示していることから、実現までには、まだ時間がかかりそうです。
高校基礎学力テスト(仮称)
高校生の基礎学力の定着度を把握するのが目的のテストです。
学校単位でも、個人単位でも受けられ、2019年度~2022年度は「国語」「数学」「英語」で実施し、結果を大学入試や就職には使用しないことになっています。
2023年度からは、地理歴史、公民、理科が追加になります。
学校内に配備されているコンピューターを活用する方式が検討されています。
出典:いつでも、どこでも? 高校基礎学力テスト|ベネッセ教育情報サイト
プラスも多い、大学入試の変化
2020年度からの大学入試の改革は、高校から大学への円滑な接続を、主眼のひとつとしています。
一発勝負的な現在の入試のシステムを変え、高校までに得た総合的な知識や人間性、学業以外の実績を踏まえて評価していく方針で、受験の失敗が即人生の挫折に繋がらないようにという配慮もなされています。
また、学習指導要領と連動して、より総合的な学力を身に着けることを目的としています。
問題も多く、すべてがスムーズに移行しないだろうと言われていますが、子供にとっては、プラスに働く変化になるかもしれません。