【源泉徴収票】があっても【確定申告】が必要な場合とは?
源泉徴収票があれば確定申告が必要ないように思えますが、たとえサラリーマンであっても申告が必要な場合があります。はたしてどのような時に申告が必要になるのでしょうか?
たとえば3万円のふるさと納税を行った場合、
◇所得税は(30000円-2000円)×10%=2800円が【還付金】として振り込まれます。
◇住民税は(30000円-2000円)×90%=25200円が翌年の住民税から【減額】されます。
住民税は【減額】という形で控除されることに注意しましょう。
【寡婦控除、寡夫控除】
ひとり親家庭(寡婦、寡夫)に該当する方は「寡婦控除」及び「寡夫控除」が受けられます。
会社員の場合は、会社で年末調整の時に寡婦または寡夫であることを記入します。個人事業主やフリーランスの場合は確定申告でその旨を申告します。
【復興特別所得税】
「東日本大震災」からの復興を図るために必要な財源を確保するという目的で、「復興特別所得税」(原則各年分の所得税額の2.1%)を所得税とあわせて申告・納付することとされました。(平成25年分から平成49年分まで)
確定申告は必要な申告です!
「源泉徴収票があるから自分には関係ない」と思っていても、上記の場合には申告が必要になります。今一度確認をしっかりとして、申告漏れのないようにきちんと作成して提出したいものですね。