ウイルスの型が変わってきている?!

最近は、3歳以上で感染しても慢性化(キャリア化)しやすい遺伝子型AというタイプのB型肝炎が日本でも広がっています。
知らない間にキャリアになった家族などから子どもへの感染もめずらしくありません。

以前はB型の急性肝炎にかかっても治癒したらそれで完治と考えられていましたが、B型肝炎ウイルスの遺伝子は肝臓内に一生残ることが最近になってわかってきました。
抗がん剤治療などで免疫力が低下すると重症の肝炎を発症するようです。

B型肝炎で一番怖いのはキャリア化してしまうこと。
それなのに、そのキャリア化しやすいウイルスが広がり始めている…。

この事実を知れば、幼児でも小学生でも、ワクチンで予防できることならしておきたい!という気持ちになる方が多いのではないでしょうか。

B型肝炎の薬は無い!だから予防が大切!

いったん感染してしまうと、効果のある薬はありません。
将来のために必ずHBワクチンをしておくことがB型肝炎、キャリアにならない唯一の方法です。
是非受けておいていただきたいのです。

ワクチンをうつことは、自分や子供の身を守るだけでなく、ウイルスそのものの勢いを衰えさせてこの世から根絶させる一歩につながります。

そう考えると、B型肝炎も全ての人に打ってもらいたいワクチンです。

可能な限り早期の接種がおすすめ!

3回接種後の免疫獲得率は乳児期では98~100%、思春期~成人まで待てば90~95%に落ちます。

よく、思春期まで接種を待つという方がおられますが、待つメリットは費用面以外にはほとんどありませんし、逆に思春期まで待つと、免疫がつかない確率が5~10%まで増えます。

早ければ早いほど免疫獲得率が上がるとのことですので、ワクチンを打とうと思った時点で、できるだけ早く打つ方が良いということのようです。

ワクチン後進国と言われる日本ですが、B型肝炎が新生児にだけでも公費接種となったことは喜ばしいことです。
それ以上の年齢の子供には今のところ任意接種となっていますが、子供の命を守るために、1人1人のママさんによく調べて考えてほしいと思います。

いつかB型肝炎が世界からなくなる日が来ますように!



関連するキーワード

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

更新情報をtwitterで受け取る

更新情報をpush通知で受け取る

関連するまとめ

排卵日の症状ってなに?知っておきたい排卵日のこと

何となく毎月決まった時期に体の調子が悪くなる方いらっしゃいませんか?もしかしてそれは排卵日に伴う症状かもしれ…

oppekeizm / 12500 view

経産婦のママこそ気をつけたい子宮筋腫、漢方は使えるの?

子宮筋腫は良く聞く病名でも、まさか自分がと思っている方も多いのではないでしょうか?今回は東洋医学の漢方が子宮…

ReilyLady / 5252 view

【産後ダイエット】忙しい育児中にできるダイエット5選

忙しいお母さん達のために育児中にできるダイエットについてまとめました。 無理することなく妊娠前の体型に戻せる…

reichel / 7917 view

つらい便秘は漢方で解消!漢方で体本来のチカラを呼び起こす

辛い便秘でも、できるだけ便秘薬には頼りたくないですよね。漢方でカラダ本来の力を呼び起こして、体の中から健康に…

ReilyLady / 6280 view

【赤ちゃんも安心】ママが使える安心のスキンケアアイテム5選

小さい子どもがいるとどうしてもおろそかになりがちなスキンケア。化粧水をつける暇もなくて気がついたら肌がガサガ…

nana2boys / 12446 view

知っておきたい三大疾病の種類、あなたの生活習慣は大丈夫?

三大疾病とは何の病気のこと?三大疾病にかかる原因とは?保険に入る前などに知りたい三大疾病についてまとめました…

tujico / 5311 view

こどもの身長が伸びなくなる!?意外な〇〇が与える恐ろしい影響とは?

こどもは発育が良いに越したことはありませんよね。 無理に身長を伸ばすことばかりにこだわる必要もありませんが、…

HF-LIFE / 5039 view

人にもうつる?妊娠中のママや子供が気をつけたい猫の病気とは

妊婦さんは飼っている猫ちゃんにも気をつけなくてはいけないと知っていましたか?今回は、猫からもらってしまう可能…

ReilyLady / 6852 view

水仕事で手に水虫が。『酢』の力を借りると対策がとれる!?

結婚をすると水仕事が増えます。 その為、ひび割れや手水虫など、手の悩みがつきないようになることも。 特に水虫…

HF-LIFE / 12710 view

【花粉対策は早めがカギ】あのムズムズの季節がやってくる!その前にできる対策法まとめ

鼻はムズムズ・ズルズル、涙はポロポロ。花粉症にとってイヤァな季節がまたやってきます。実は花粉症対策は、その時…

nana2boys / 8160 view

myia

小学生と幼稚園児のいる2児の母です。趣味は読書、1人映画のインドア派。いつまでも家族が仲良くいられるように、色んな情報を収集する日々です。私の書く記事がどなたかに有益なものであればいいなぁと願いながら頑張ります!

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

Facebookページ

フォローして新情報をチェック

twitterをフォロー

フォローして新情報をチェック