治療

はしかそのものに効く薬は存在しないため、高熱が続くときは解熱、咳には咳止めなどの対処療法が一般的です。基本的には安静・栄養や水分を十分に摂らせることが主な治療方法となります。
しかし麻疹の場合は上でも述べた通り重篤な合併症を引き起こす可能性があるため特に注意が必要となります。

合併症を起こしやすく気管支炎、肺炎、脳炎などが約30%の人におこり、肺炎や脳炎で亡くなる人も多数います。どの年齢でも重症になります。2001年の流行の時は、約30万人がかかり、80名前後が死亡したと推定されています。

昔、麻しんは「命定め(いのちさだめ;麻しんにかかったら、生きるか死ぬかわからないということ)」と言われました。医学が進み栄養状態がよくなった現在でも、根本的な治療法がないので「命定め」の病気であることに変わりはありません。

麻疹を疑う症状が出たら速やかに医療機関の受診をしましょう。

予防接種

1歳から麻疹と風疹の混合ワクチンが摂取可能です。重症化をふせぐために予防接種は必ずうけましょう。免疫力を強くするため小学校入学前までに2回目の摂取をすることが必要です。

MR(麻しん風しん混合)ワクチン(定期接種・生ワクチン)で予防します。ワクチンを接種しておけば、かかったとしても重症になることはまずありません。定期接種では1歳と小学校入学前に2回受けます。
ただし、地域で大流行している時は生後6か月からの接種ができますので、かかりつけ医と相談してください。

水痘(水疱瘡/みずぼうそう)

10歳までのお子さんにかかりやすい病気です。毎年春先になると感染者がピークを迎えます。
水痘帯状疱疹ウィルスというウィルスによって引き起こされます。

空気中に飛んでいるウィルスをすいこむことで感染する空気感染やせきやくしゃみなどによる飛沫感染、ウィルスに汚染されたものに触るなどしてウィルスが付着した手を介して感染する接触感染などがあります。

症状

13~21日程度の潜伏期間の後37度程度の発熱、軽度の頭痛等をひきおこします。発熱は3日程度でおさまります。併せて身体中にぽつぽつと赤い発疹ができ、発疹が出てしばらくするとかゆみの強い水ぶくれ状になります。

この水ぶくれの中にはウィルスが含まれているのでしっかりとかさぶたになるまでは二次感染を防ぐため外出は控えましょう。

治療

かきむしると細菌感染し痕が残ってしまうため、かゆみどめの塗り薬や飲み薬が、また傷口が化膿してしまった時には抗生物質を出されることもあるようです。更に発熱や発疹を抑える抗ウィルス薬を服用する場合もあります。

予防接種

1歳から予防接種をうけることが可能です。より強い免疫力をつけるために2回の摂取が必要とされています。

標準的な接種期間として、生後12~15ヵ月未満までに1回目を、1回目終了後6~12ヵ月までの間隔をおいて2回目を接種します。

流行性耳下腺炎(おたふく風邪)

春から夏にかけ1~6歳までのお子さんかかりやすいとされています。おたふく風邪はムンプスウィルスというウィルスが原因でひきおこされる感染症です。

主な感染経路としてはせきやくしゃみなどの飛沫感染や感染者と同じタオル等を使うことによる接触感染などがあります。

症状



関連するキーワード

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

更新情報をtwitterで受け取る

更新情報をpush通知で受け取る

関連するまとめ

パパとママが一緒に使える♡驚く程痩せるブルブルマシーンとは??

出産をしてから始まる、太りぎみ現象。。。 あちこちにぷよぷよとついてしまう、お肉に悩まされる日々。 しかしい…

HF-LIFE / 6853 view

婦人病の代表「子宮頸がん」ってどんな病気?原因や治療方法は?

子宮頸がんってどんな病気でどんな症状が出るの?どうやって治療するの?と質問されたら答えられますか?女性特有の…

ReilyLady / 4472 view

今日から実践!マイナス3㎏ならすぐに痩せられる『塩抜きダイエット』

女性ファッション誌で話題の塩抜きダイエット! 簡単なのに効果が高いことで、大人気のダイエット方法です。

HF-LIFE / 6429 view

飲み物でスッキリ!女性にオススメ便秘解消ドリンク5選

若い女性は男性の約5倍便秘になりやすいと言われています。そんな便秘を解消するには摂取する水分の見直しが必要不…

makowork / 4714 view

花粉症で目がかゆい時!効果バッチリのおすすめ目薬5選

つらい花粉症。くしゃみや鼻水もさることながら、目のかゆみもやっかいですよね。パソコンやスマホなどをよく使う人…

myia / 5199 view

B型肝炎になってしまったら?給付金を受給するためにすべきこと

昭和23~63年の間に、予防接種を受けてB型肝炎になってしまった世代も、今や母親になっている可能性が高い年齢…

ReilyLady / 4966 view

子供と自分のために、知っておきたい子宮頸がんと予防ワクチン

女性特有のがんのひとつ「子宮頸がん」。予防ワクチンの安全性についてニュースなどで取り上げられ、大きな話題とな…

tikatika / 5698 view

【赤ちゃんの情緒と発育を豊かに】ベビーマッサージ教室で親子の絆を深めよう!

赤ちゃんとパパママ、みんなが幸せになれるメリットたっぷりなベビーマッサージをはじめてみませんか? ベビーマッ…

reichel / 5101 view

人にもうつる?妊娠中のママや子供が気をつけたい猫の病気とは

妊婦さんは飼っている猫ちゃんにも気をつけなくてはいけないと知っていましたか?今回は、猫からもらってしまう可能…

ReilyLady / 6202 view

女性必見!見落とすと命の危険も…気付かれにくい腎盂腎炎の症状

あまり耳にすることがない「腎盂腎炎(じんうじんえん)」。膀胱炎と似ていますが発見が遅れると大変危険な病気です…

makowork / 5458 view

tokakko

健康や美容、グルメが気になる30代主婦です。

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

Facebookページ

フォローして新情報をチェック

twitterをフォロー

フォローして新情報をチェック