
子供がいじめに遭ったとき、親がとるべき対応とその理由
子供が学校に通うようになると、勉強や人間関係など様々な悩みが生まれます。その中でも「いじめ」については多くの親御さんが心配するところではないでしょうか。子供がいじめに遭ったとき、親はどんな対応をするべきなのでしょうか?
陰湿化している現代の「いじめ」
いじめ問題は昔からありますが、その形は時代とともに変化してきています。
昔は暴力や悪口など、わかりやすい形のいじめが主流でしたが今は違います。
小学生の子供にスマホを持たせる親も増えており、SNSなどのネットを利用した陰湿ないじめが急増しています。
SNSで悪口を拡散される、勝手に動画をアップされるなど、親や先生たちからは見えにくい形になってきているのです。
その結果、親は子供のいじめになかなか気が付けません。
また事実無根の悪口を実名や住所とともにネット上にばらまかれた場合、悪意のある大人がその子を狙って近づいてくる、というケースもあります。
もはや「いじめ」という言葉で片づけるにはあまりにも悪質な、犯罪に近い手口も散見されるようになってきました。
「子供のやることだから」と軽視していては我が子の異変に気付けず、最悪の事態を招きかねません。
では、いじめから子供を守るためには親はどうすればよいのでしょうか?
親はどう対処するべきか
まずは子供の話を落ち着いて受け止める
子供がいじめられていることを打ち明けてくれたら、まずは話を聞いて「辛かったね」と抱きしめてあげましょう。
子供にとって、いじめられていることを告白するのはとても勇気がいることです。
「親に心配かけたくない」
「いじめられるなんて恥ずかしい」
こういった思いから、たいていの子供はいじめられていることを隠します。
もし子供が打ち明けてきたのなら、その時点ですでにいじめはかなり進んでおり、子供はとても傷ついていると考えてください。
決して、やっとの思いで告白してきた子供を責めたり、質問攻めにするようなことはしないでください。
「お父さん、お母さんは絶対にあなたの味方だよ」ということを充分に伝えて安心させてあげてください。
いじめの証拠を集める
いじめが確定したら、証拠集めをしましょう。
まだこの時点ではあまり動かず、誰に何をされているのか冷静に記録をつけます。
SNSなら問題となる画面のスクリーンショット、学校でされたことなら子供に逐一記録させるなど、細かい時系列もしっかり説明できるように証拠をどんどん集めていきます。
資料は全て印刷し、まとめておきます。
後々の話し合いにとても強力な武器となるため、第三者から見てわかるような形にしておくことが重要です。
話し合いには多くの人を巻き込む
事実確認、証拠集めができたら速やかに担任に連絡しましょう。
しかし多くの場合、ただ先生に相談しただけではいじめは解決しません。
なぜなら先生方はなるべく面倒なことに巻き込まれたくないと考え、「うちの子がいじめられてるので助けてください」とだけ伝えてもなかなか動いてくれないのです。
そういった事態を避けるために、証拠の文章や写真を提出し、期日を指定して「○日までに事実確認を進めてください」と伝えるのです。
そして期日が近づいたら進捗の確認をします。
こうして事務的に対処を進めて行き、さらには学年主任や校長など上の役職の先生方にも話し合いに参加してもらいましょう。
いじめをなくすためにはできるだけ多くの大人を巻き込むことが大切です。
加害者側はそれでもなかなか非を認めないこともあります。
その場合は弁護士を雇うなど、とにかくこちら側も決して折れてはいけません。
いじめ問題となると学校側は消極的な態度をとることが多いでしょう。
学校の評判と落としたくないというのが教員たちの本音です。
しかしそれではいつまで経ってもいじめはなくなりません。
学校に行くのが辛いという子供を無理に通わせる必要はありませんが、親側は徹底抗戦の姿勢をみせましょう。
加害者側に謝罪させ、こどもがまた楽しく学校に通えるようにするのが最終目的です。
泣き寝入りせず、利用できるものは利用して戦いましょう。
子供との信頼関係をしっかり築く
子供の異変にいち早く気付くために
いじめられている子供は、親に心配をかけないようにいじめを隠そうとします。
ですがなるべく早く対処しなければ、いじめはどんどんエスカレートしていきます。
そのためにも普段から子供をしっかり見てあげて、少しでも様子がおかしいと思ったら話を聞いてあげるようにしましょう。
「親は絶対的な味方」という安心感を

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
関連するまとめ

A型?B型?ライフスタイルにマッチするベビーカーの選び方
現代のベビーカーは、ライフスタイルに合わせて選べる様々な商品が発売されています。A型かB型どちらを選ぼうか悩…
kanakuma / 6022 view

コスパも良いし子どもも夢中!休日おでかけでお菓子の工場見学
テーマパークもいいけれど、勉強にもなって安上がりな工場見学は小学生のお子さんをもつママさんにおススメの場所で…
森野万弥 / 11002 view

うるさすぎるママ友にうんざり・・・。文句の対象になりやすい5つのママファッション!!
ママのファッション面って、話題に上りやすいですよね。しかも自分のことは棚にあげて、人のことばかり口ずさむママ…
HF-LIFE / 25892 view

絵本の読み聞かせはいつから?そのメリットとは!
絵本の読み聞かせはいつごろから始めるのが良いのでしょうか?絵本を読んであげると脳が刺激されて賢い子になる!?…
marotabi / 3665 view

ママもパパも子供も楽しい海外・国内おすすめ子連れ旅行計画法!
小さな子供連れでも旅行は、大変そうで気が引けてしまいますよね。ゆっくり羽を伸ばすつもりが、来なければよかった…
kanakuma / 8067 view

愛知県で工場見学に行くならココ!厳選スポット10選!
愛知県内にも意外と工場見学ができるスポットがあるのです!愛知県内で工場見学に行くなら??お得で勉強にもなる工…
marotabi / 8511 view

園もライフスタイルで選ぶ時代【こども園】の最新情報をまとめました
幼稚園と保育園、双方の良さを取り入れた【こども園】。平成27年4月より本格始動しました。最新の情報やメリット…
さくらしまこ / 10159 view

現在1歳の男の子の母です。
育児に関する情報を中心に発信していきたいと思います。
よろしくお願いします。
アクセスランキング
人気のあるまとめランキング
Facebookページ
フォローして新情報をチェック
twitterをフォロー
フォローして新情報をチェック