上手に飲んでくれると、お乳の張りも気持ちよく解きほぐされていく感じです。片方だけでなく、左右交互に、なるべく飲みきらせる形で飲ませ終わる頃には赤ちゃんもおなかがいっぱいでしょう。

○飲ませ方と形

授乳の体勢が悪い場合は、お母さんの姿勢にも影響しますし、背中や腰、腕が辛くなるのでなるべくまっすぐ、クッションなどを使ってお互いに楽になれる姿勢を研究してみましょう。赤ちゃんを縦抱きにしたほうが飲ませやすいという場合もあります。

○心の問題

授乳中は、自分の時間が制限されてしまったり、好きなものを制限しなくてはならずストレスになったり、思い通りに行かずにイライラしてしまったりするでし授乳の体勢が悪い場合は、お母さんの姿勢にも影響しますし、背中や腰、腕が辛くなるのでなるべくまっすぐ、クッションなどを使ってお互いに楽になれる姿勢を研究してみましょう。赤ちゃんを縦抱きにしたほうが飲ませやすいという場合もあります。

せっかくの授乳タイムが億劫なひとときになってしまうのは勿体ない。100%を目指さず、このくらいできればいいや、という低めの目安を作っておくことで、だいぶ気持ちが楽になりませんか。

吸い付きや飲みが浅く、赤ちゃんが満腹になれずになかなか寝てくれない、眠ってもすぐにおきてしまう、ということもありますよね。赤ちゃんによっては、吸い付く力がまだ弱くて、上手に飲めない子も多くいるそうです。ちょっと飲んですぐに満足して眠ってしまい、おなかがすいてまた目覚める、という子もいます。上の子は上手に飲んでくれたのに、この子はなかなか飲んでくれないわ、とか、乳首をかんでばかりでおっぱいが張る一方、おっぱいはたくさん出るのに困った、などなど・・・。こんな小さい時から、赤ちゃんによって飲み方の個性が出てるんですね。

おっぱいタイムをちょっとずつ決めていって生活リズムをつけると、空腹状態で飲むおっぱいは上手に飲み干してくれたりしますし、力が足りない最初のうちは哺乳瓶を取り入れておなかいっぱいにして、少し大きくなって力がついてきたらおっぱいに戻す、という方法もあります。

哺乳瓶は、おっぱいのように力強く噛むように吸い付かなくても、楽に先の穴から出てくる仕組みです。早く楽に飲み干せ、満腹状態になれます。そうして体力を先に付けさせて、おっぱいを吸う力を強くしてあげると、母乳のリズムも上手く取れますよ。ミルクを上手に取り入れてもいいですし、搾乳して保存しておいたものを温めてあげてもいいですね。おっぱいと哺乳瓶のちがいをすぐ理解して、飲んでくれない子もいますが、おなかがすいているときに仕向けてみるのも一つの方法です。

また、出が悪くて悩んでいるところに、親や友達の何気ない一言が突き刺さって、おっぱいをあげることが心の負担になったりすることもあります。

母乳のリズムは、人それぞれ。自然に出来ている人の体の仕組みのことなのですから、みんな違って当たり前です。出が悪いなどで焦って頑張りすぎてしまうことがストレスとなり、もっと出が悪くなる。そうすると、赤ちゃんも満足でできずに泣く→ストレスになる、と、負のサークルです。誰かの言葉やアドバイス、育児書などは参考程度に。それに縛られてしまってはどうしようもなくなってしまいます。子育てが皆一緒とは限りません。背景も違うし、赤ちゃんも一人一人違う。人は人、自分は自分でいいのだ、ということを、思い出してください。

○栄養面のトラブル

母乳を上げることで、お母さんの体内の栄養はほとんど赤ちゃんに吸い取られ、お母さんの体力はかなり消耗します。母乳を上げるためでもありますが、自分自身のケアも是非忘れずに。特に、カルシウムは激減するといわれていますし、骨粗しょう症にもなりやすくなります。適度な運動も取り入れつつ、是非自分自身への栄養面もしっかり考えなおしてみてください。

3・なにより、焦らない、考えすぎない事がカギ。

焦りが出ると、ダイレクトに体調に響きます。抱えてしまったストレスは、溜め込まないことが重要です。難しいかもしれませんが、ゆったり構えていられる余裕が、母体と心の回復にもつながりますし、いいお乳を出せる素にもなります。
孤独になってしまいがちな育児生活の中で、便利なものは利用し、頼れるものには遠慮なく頼る勇気も楽しく母乳の育児を続けていけるコツになります。せっかくメリットの多い母乳育児、こだわりすぎて苦しむより、ラクに楽しく、ストレスフリーで続けていけたらいいですね。



関連するキーワード

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

更新情報をtwitterで受け取る

更新情報をpush通知で受け取る

関連するまとめ

エルゴのインファートインサート、新生児からいつまで必要?

赤ちゃんを抱っこするときに両手が空くなど、メリットがたっぷりの抱っこひも。そのなかでもやはり人気なのはエルゴ…

tujico / 4570 view

保育園の待機児童問題における実態とは?原因と対策を考えてみた

近年になって大々的に報じられた待機児童問題。ですが待機児童に関する問題は以前から存在しました。この待機児童に…

いっち / 11357 view

子供が目を輝かせる!絵本の読み聞かせをすることのメリット

子どもに本を読んであげることで、どんなふうに子供に影響するのか、また、どんな風に読んであげれば「読み聞かせ」…

りょうみママ / 6018 view

2歳児の子どもの関わり方

自我が芽生え【魔の2歳児】と呼ばれるこの時期の関わり方についてまとめてみました!

専業主婦 / 10411 view

ブラック保育所?子どもの健全な発育に悪影響を及ぼしている保育現場の裏側についてまとめ…

今我が子を預けている保育園は大丈夫?保護者が不信感を募らせている保育現場の実情についてまとめています。

さくらしまこ / 10927 view

プレゼントにも最適!レゴブロックで育むこどもの創造力

カラフルなレゴブロック。世界中で、幅広い世代から愛されているおもちゃです。年齢に合った種類が多くあり、遊び方…

サクマメグム / 6986 view

口に入れても安心♡木のぬくもりを感じられる知育玩具10選

木製のおもちゃって、何だか温かい感じがしてとても良いですよね。見た目もおしゃれで、出産祝いでも喜ばれる品物の…

snowsnow / 8136 view

子育てに悩んだら使ってみよう!しつけ・知育系アプリまとめ

お子さんがイヤイヤ期などで言う事を聞いてくれない時、パパやママは困ってしまいますよね。 そんな時に役立つしつ…

akimama / 10562 view

1歳・2歳のイヤイヤ期の幼児・子供を退屈させないアイテム特集

ご自宅でも、お出かけの際でも、色んなシチュエーションで使用できる、ママ達みんなが苦労しているイヤイヤ期を少し…

kanakuma / 8045 view

新生児も便秘になる!知っておくと役立つ便秘予防・解消法

新生児の頃ってうんちもゆるゆるで便秘とは無縁に見えるのですが、意外と便秘になることも多いのです。何かと心配な…

m.tnaka0221 / 5493 view

りょうみママ

子育ての風もなかなか吹き止まぬまま、ママと妻と女性の確立を模索中。
たくさんのパパさん、ママさんたちといろんなことに共感しつつ、家族の悩みに一緒に立ち向かい、情報発信していきたいと思っています。

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

Facebookページ

フォローして新情報をチェック

twitterをフォロー

フォローして新情報をチェック