出産に関する費用は100万円!?

子供が生まれる時、様々な費用が発生します。妊婦健診やマタニティ用品、出産準備用品や出産費用。出産場所によって大きく異なりますが、これらを合わせると50~100万円の費用が発生すると言われています。子供の出産はお金に代えがたいものですが、とはいえお金に関してもしっかり考えないといけない問題です。

出産費用を軽減出来る「出産育児一時金」

出産費用は高額なため、経済的に苦しい世帯では苦しい金額です。しかし子供が生まれる=人口増加は国としても望ましいことですから(特に少子高齢化と呼ばれる現代では)、出産した際には援助するための制度があります。それが出産育児一時金です。

この出産育児一時金は健康保険に加入していれば、一人あたり42万円が支給されます。仮に出産費用が100万円でも、およそ4割を賄えるのでとても大きな金額です。

健康保険の種類は問わない

健康保険と言ってもいくつかの種類があります。会社員は健康保険、公務員なら共済組合、自営業やフリーランスなら国民健康保険となります。細かい部分では内容がそれぞれ違いますが、出産育児一時金の内容は同一です。それぞれの加入先に対して申請すれば問題ありません(逆に言えば、加入していないと一時金を受け取ることが出来ません)。

直接支払制度とは?

出産育児一時金が出ると言っても、やはり出産費用が多くかかる以上なるべく早く受け取りたいものです。そんな時に活用できるのが直接支払制度です。直接支払制度とは、健保組合が出産された医療機関に対して直接、出産育児一時金を支払う制度です。これを利用することで医療機関等の窓口で支払う出産費用は出産育児一時金を上回った金額のみで済み、事前に数十万円という費用を用意しなくて済みます。

直接支払制度は病院内で説明されます

ほとんどの場合、分娩予約~退院までの間で病院側から直接支払制度についての説明があります。希望するなら、その時に提示される書類へ必要事項を記入してサインをすればOKです。もし病院側から説明が無いようでしたら、こちらから確認してみましょう。

もし出産費用が42万円未満なら?

時には思ったより出産費用が発生せず、一時金である42万円を下回るケースもあるそうです。その場合、明細書と必要書類を健康保険に提出すれば差額を数ヵ月後に振り込んでもらえます。どのような経緯であれ、最終的には42万円が支払われるためお得な制度ですね。



関連するキーワード

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

更新情報をtwitterで受け取る

更新情報をpush通知で受け取る

関連するまとめ

体温で本当に分かるの?排卵日と妊娠タイミングの関係について

妊活として基礎体温で排卵日を計算している人も多いのではないでしょうか。基礎体温を測ることで、排卵日が計算でき…

ReilyLady / 9268 view

妊娠中の体重増加を抑えるヘルシーレシピ5選

体重が増えすぎてお医者さんから注意を受けてしまった妊娠さんへ。安産のためのヘルシーレシピ。

reichel / 31020 view

いよいよ出産!陣痛が来たらするべき事と出産までの流れ

陣痛が来たらどうしたらいいの?出産までの流れはどんな感じ?など初産のママは気になる事、不安な事は山のようにあ…

花央 / 22245 view

育児日記はこれがイイ!私に合うのはスマホ、手帳、ノート?

「普通の日記も続かないのに、育児日記が続くかな?」頑張り過ぎないで大丈夫!あなたが楽しんで続けられるタイプは…

ひらり / 7871 view

安産祈願はいつがいい?お参りの意味と参拝方法とは?

安産祈願は何となく知っているけどやらないといけないのかな?、やるとしてもいつがいいのだろう?とお悩みの方に安…

oppekeizm / 9690 view

つわりのピークが過ぎるって本当?妊娠12週ってこんな時期!

妊娠12週ごろになると、つわりの症状もようやく落ち着いてくるころ。その他、ママの身体やお腹の中の赤ちゃんには…

tujico / 5810 view

赤ちゃんの名前を決めるときに気をつけるべき5つのこと

待望の赤ちゃん、名前はもう決まりましたか?「名づけ」は親から赤ちゃんへの一番最初のプレゼント。一生モノだから…

snowsnow / 6602 view

出産祝いお返しはどうする?内祝いのマナーとオススメギフト5選

出産祝いをくださった方に内祝いを贈りたいけど、何をどのように贈ればいいかとわからない事も多いと思います。簡単…

sumomomama / 8881 view

術後はどうしたらいい?帝王切開の傷跡のケアや過ごし方について

自然分娩と帝王切開では、出産後の過ごし方も変わります。どれくらいで退院できるのか、赤ちゃんへの授乳はどうした…

ReilyLady / 6249 view

産休はいつから取れる?産休制度はワーキングママの強い味方!

出産しても働きたい!という女性にとって産休制度はとても心強い味方です。安心して新しい家族を迎えられるよう、い…

hinamama / 5812 view

いっち

閲覧、ありがとうございます!

仕事一筋でしたが、最近ようやく家族について考えるようになりました。
拙い部分も多いと思いますが、どうかよろしくお願いします。

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

Facebookページ

フォローして新情報をチェック

twitterをフォロー

フォローして新情報をチェック