小学校の運動会を見ていると、明らかに運動の得意な子とそうでない子の違いが一目でわかりますよね。この違いは一体どこから生まれるのでしょうか?
親が運動音痴だから仕方ない、という向きもあるかもしれませんが、実はそうではないのです。
幼児期の過ごし方が大きく影響しているのです。

ゴールデンエイジとは?

具体的な年齢については諸説ありますが、2歳から6歳までを「プレ・ゴールデンエイジ」とよび、走る・跳ぶ・投げる・蹴るなどの基本動作を脳と体に覚えさせる最適な時期です。この時期に、遊びの中でさまざまな動きを学んでいきます。

そして6歳から8歳までを「ゴールデンエイジ」とよび、それまでに身につけた動きを洗練させていきます。また、あらゆる物事を短期間で覚えられる時期ともいわれています。

しかし、幼児期から特定の競技ばかりをさせるのは早計です。
自由でダイナミックな、身体を使った運動遊びのなかで、子供が自然にさまざまな動きをするのが理想なのです。

健康的に暮らしていくために運動は不可欠です

幼児期の健康を左右するものとして「栄養」「睡眠」「運動」が挙げられます。
身体を動かす→お腹がすく→眠くなる。十分な休息をとると活力がうまれ、また運動を楽しむことができるのです。

また大人も、近年身体を動かす機会が減少し、さまざまな不調をきたしています。肩こりや腰痛などの慢性疾患の中には、運動不足が原因のものもあるといいます。

意識的に運動をしなければ体力は落ちます。
そうすると、身体を保持したりコントロールしたりすることも難しくなります。また病気に対する抵抗力という面からもある程度の体力や運動能力は必要といえるでしょう。

感情の発達にも影響します

感情の発達には周囲からの積極的な働きかけが必要です。極端に「不快」でも「快」でも心は正常に発達しません。

運動あそびの中では「快」から「不快」までさまざまな体験をする機会に恵まれます。
挑戦的な場面では不安になるし、また上手くいったときには周囲から「すごい」などと称賛が与えられます。

また、多くの友達と関わることで、思い通りにならない不満や悔しさも味わい、我慢することも覚えます。

知的な発達にも影響します

運動遊びには知的な活動が多く伴います。
上下・左右など空間概念、早い・遅いの時間的概念、強い・弱いの力量的概念、また「何回したら交代」など数的概念も自然に学んでいきます。

例えば、大人は何も考えなくてもなわとびを跳ぶことができますが、タイミングを合わせて跳ぶ、回す速さをコントロールするなど、子供は無意識に脳を働かせているのです。

コミュニケーション能力を育みます

例えば「おにごっこ」などでは、違う年齢の子供がいたり、極端に走力が違っていたりすると、走るのが早い子も遅い子も楽しくありません。

そこで「こおりおに」や「ふえおに」などの新たなルールが生まれます。その場に最適な新ルールが採用されることもあるでしょう。
そういった、話し合いや相談をする能力がコミュニケーション能力です。

たくさんの友達と関わることで、自然にそういったことが身についていくのです。



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