【花粉対策は早めがカギ】あのムズムズの季節がやってくる!その前にできる対策法まとめ
鼻はムズムズ・ズルズル、涙はポロポロ。花粉症にとってイヤァな季節がまたやってきます。実は花粉症対策は、その時期が来る前から始めておいたほうがよいということはご存じでしたか?まだ寒いうちからやっておきたい花粉症対策についてご紹介します。
■花粉症の原因って何?
私たちの体では、花粉が体の内に侵入してくると、その花粉(異物)に反応するIgE 抗体というものが作られ、そのIgE 抗体は肥満細胞の表面に付着します。再び侵入してきた花粉がIgE 抗体に結合すると、肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が分泌されて、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が出てくるのです。
花粉症とは、木や花から出る花粉に対するアレルギー症状のことです。
花粉が鼻や目から体内に入ると
身体は異物を体外へ排出しようとしてくしゃみや鼻水、涙を出します。
これが花粉症のメカニズムです。
花粉症を引き起こす原因となる草花の種類ははさまざまです。
春は草花が芽吹く時期。
花粉がたくさん飛び回るため花粉症の症状が出る人もおおぜいいます。
ですが、花粉症の原因となる花粉は1年中飛んでいるため
秋でもつらい思いをしている人もいます。
ここでは、春の代表的な花粉症の原因である「杉花粉」についてご紹介します。
スギ花粉症が起こり始めた原因
スギ花粉症は日本で最も多い花粉症で、日本ではおよそ2500万人が患っていると考えられている。日本のスギ花粉は2月から4月まで飛散するため、スギ花粉症の患者はこの時期に急増する。
日本で1960年頃からスギ花粉症が急増した原因としては、農林水産省が推奨してきた大規模スギ植林が主に挙げられている。
近年急増している理由
昭和30年代、盛んに植林されたスギが成熟し、花粉を多く付けるようになったことに加え、その建築資材としての価値が下がり、手入れもされないまま放置されていることが、花粉の飛ぶ量が増えていることと関係しています。
■花粉が飛びはじめる季節はいつ?
一般的に、スギ花粉は、九州や関東では1月下旬から、関西では2月上旬から飛び始めます*。花粉が飛び始める2 週間くらい前から治療を開始(初期療法と言います)することが最も効果的とされています。そのため、1月中旬までには、医師に相談して、あなたの生活スタイルに合った花粉症対策を始めることが重要です。
日本は南北に長いため住んでいる地域によって、
花粉が飛びはじめる時期が異なります。
初期療法はその2週間前から始めるとのことなので、
関東在住で症状の重い人なら年明け早々にはスタートするのがよさそうです。
■症状は?風邪かと思ったら花粉症だったケースも!
花粉症の三大症状は「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」という鼻に現れる症状です。
また、眼に現れる症状としてかゆみ、なみだ目、結膜の充血なども多くみられます。
重症になると、食欲減退、悪心などの胃腸症状、頭重感、全身倦怠感などの全身症状も現れます。
症状を見ると軽い風邪とよく似た症状ばかりです。
全ての症状が出るとは限らないため
「鼻がよく出るけど、涙は出ないから花粉症じゃない」
「くしゃみが止まらないけど鼻水はそこまでではないから風邪かな」
と勘違いしがちです。
風邪との大きな違いは、何なのでしょうか?
風邪との見分け方
風邪との違いは、花粉症では連続したくしゃみであること、鼻水が水のように無色でさらさらと流れるように出てくること、発熱や喉の痛みがないことなどです。