2014年6月時点での子どもの携帯電話保有率

小学生のスマートフォン保有機種の割合が、平成24年(2012年)ではわずか7.6%だったのに対して、平成25年(2013年)では16.3%まで上昇しました。

また、中学生のスマートフォン保有機種の割合は、すでに5割に届く勢い。

高校生にいたっては、平成24年(2012年)では約5割程度だった保有率が、平成25年(2013年)では8割を超えています。
2015年1月 小学生のスマートフォン利用実態調査

2015年1月 小学生のスマートフォン利用実態調査

「スマートフォンを持たせている」とした回答者に、その理由を聞いたところ、「いざという時に連絡が取れるから」が75.2%でトップ。「GPS機能が防犯に役立つから」が30.2%、「子どもがスマホを欲しがるから」が23.9%でこれに続いた。

現時点では、小学生へのスマートフォンの普及はそれほど進んでいないと言えるが、要因としては、ネット利用で子どもがトラブルに遭うことを心配したり、利用料金が高額になることを懸念している親が多いことなどが予想される。
気がついたら子どもがインターネット接続端末で全然違うことをしていて驚いた経験があると回答した保護者は45.7%。内訳は、「動画を見ていた」54.0%、「電話が発信されていた」37.9%、「カメラアプリを起動していた」30.5%。

子どもがスマホを使用した場合考えられる問題

文部科学省の調査では「スマホの使用時間が長い子どもほど、成績が低い傾向」であることが判明したそうです。

ケータイ・スマホがなくては何もできなくなるなどの「依存」や、見境なく時間を使う「生活習慣」の乱れ、「集中力」の低下、直接の「コミュニケーション力」が身につかない、「ながら操作」による事故などがあります。
ある小学校ではスマホの所持率は3割にもかかわらず、LINEをしている割合は全体の8割にも達しています。実は「iPodタッチ」などの携帯音楽プレーヤーや親のスマホ、勉強用のタブレット(多機能携帯端末)などを使ってやっているんです。LINEをしないと仲間はずれになってしまうようです。
いつでもどこでもゲームができるという状況

いつでもどこでもゲームができるという状況

ゲームは、大人の目をかいくぐって、時間の隙間があればどこでもやりたくなるものだと思います。その点ソーシャルゲームは非常によくできていて、授業の合間の教室内や帰りの電車の中でやりたくなるように作られています。先ほどの小学生の話に似ていますが、ある高校で教室から生徒がいなくなって、先生が探したら、トイレに隠れてスマホでゲームをしていたというケースもあります。「いつでも、どこでも、手軽に」という特徴は、こうしてネット利用の長時間化につながります。

でも親が一番心配するのはスマホで犯罪に巻き込まれてしまう事ですよね

利便性の反面、長時間の利用や悪質サイトへのアクセス、SNSでのトラブルなどを考えると、持たせるかどうかは親にとっては頭の痛い問題だ。
子どもスマホ、9割ルール必要=犯罪被害防止、アプリ制限で対策―警視庁アンケート[時事]

子どもスマホ、9割ルール必要=犯罪被害防止、アプリ制限で対策―警視庁アンケート[時事]

警視庁は、少女らがネットを通じて犯罪被害に巻き込まれるのを防止するサイバー補導で2014年度、13〜19歳の少女ら約350人を補導。下着販売や援助交際申し込みなどの書き込みをして補導された少女らのうち、過去に補導や非行歴のない者が6割以上だった。同庁はスマホの普及やコミュニティーサイト利用の急増が背景にあるとみている。

検挙された被疑者の72.3%が最初から「児童との性交目的」で交流サイトにアクセスしたと答えています。スマホは便利なだけではなく危険もあるということを子どもたちに指導しておく必要があるでしょう。
子どもを犯罪から守るスマホの位置情報設定

子どもを犯罪から守るスマホの位置情報設定

例えば、このように悪用される恐れがあります。

散歩の様子などをSNSに投稿すると、その投稿には日時・位置が
正確に記録されますので、何時頃どこに行くといった習慣がわかります。
SNSに自宅で撮った写真を投稿すると、その中に撮影日時・撮影位置が記録されていますので、写真から位置情報を取り出すとその人の自宅の位置が正確にわかります。
位置情報は緯度と経度の情報なので、住所から場所を割り出すよりカンタンなのです。
16歳の女子高校生Cさんは、交際相手の男に、携帯電話で裸の写真を撮られました。その後、女子高校生から別れ話をもちかけると、男はCさんに復讐するつもりでCさんの同級生にその画像を送りつけ、その結果、同級生の間で無料通話アプリなどを通じて画像が出回ってしまいました。

もちろんネット犯罪に対して規制も強化されています



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さくらしまこ

外科病棟看護師として5年間働いておりました。

結婚を機に退職、3人の子供の子育てに奮闘中です。
仕事の経験、子育ての経験、末娘が重度知的障害があるため福祉との関わりを元にしたまとめ記事の作成を得意としております。

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