視力障がいといっても種類は様々です。
眼鏡をかければ見える子ども、視神経自体に異常があり眼鏡では矯正不可能な子ども、斜視で焦点が合わない子ども…
今回はそんな視力障がいの子どもをもつお母さんの育児が少しでも楽になればと思い、関わり方をまとめてみました!
衣服のボタンは大きいものを
晴眼のお子様なら出来るの「見よう見まね」。これは視力障がいのお子様にとってはやはり難しく、
どうしてもお母さんのサポートが必要となってきます。
衣服の着脱をトレーニングする際はボタンは大きめのものを選び、襟首などがつまってないものを選びましょう。
同系色のものを同じ所に置かない
例えば茶色のテーブルに茶色のお皿、そしてハンバーグ…
このように同系色のものが同じ所に並んでいると視力の弱いお子様にとっては、ハンバーグがどこにあるか分かりづらく食べるのも苦労します。
テーブルが茶色ならお皿は白にしてあげるなど、ちょっとした工夫でお子様も食べやすくなります。
「あっち」「こっち」などをなるべく使わない
健常児をもつお母さんならついつい使ってしまいがちな「あっちへ行こう」や「こっちへおいで」。
これは視力の弱いおこさまにとっては結構分かりづらいんです。何かを示す時はなるべく「お風呂へ行こう」、「お母さんのところにおいで」と明確に伝えてあげましょう。
おもちゃは単色のものを選ぼう!
例えば積み木の三角は赤色、四角いのは青色など形によって色が分かれてるものを選ぶことで、お子様の視覚を刺激しトレーニングにも繋がります。
おもちゃを選ぶ際は可愛さやおもしろさだけではなく、そういうところも重視してみてくださいね。
模様替えはなるべくしない
あまり頻繁に模様替えをすると、お子様は混乱してしまいます。
物の配置を定着させることで、視力障がいをもつお子様も自分でお片付けしやすくなったりするので、
家具やおもちゃ箱の配置はシンプルで安全なところに定着させておきましょう。
食器で遊んでしまっても叱らない
視力にハンデがある分、聴覚と触覚はとても大切なものになってきます。
自分で食べる事を教える際も、スプーンで食器の底をコツンと当ててからすくうことで、
“底にあたればご飯がすくえる”と認識します。
ですので、もしもお子様が食器をぶつけて遊んでしまっていても「一生懸命覚えてくれてるんだなぁ」と温かい目で見守りましょう。