
熱性痙攣(けいれん)で抑えておくべき対処法!
乳幼児が引き起こしやすい熱性痙攣。突然の発作を目の当たりにすると、「もしかして死んじゃうかも!」と驚いてしまうものです。
いつ起こるかわからないからこそ、正しい対処法を覚えておくと安心です。
熱性けいれんとは
はっきりとしたメカニズムはわかっていないんですね
38度以上の高熱に伴って、6歳未満の乳幼児期に起こる発作性疾患で、
中枢神経感染症、代謝異常、その他発作の原因となる明らかな疾患がないものをいいます。
6歳未満の小児の、10人に1人ぐらいに起こるといわれ、1~2歳が発症のピークです。
原因は子どもの脳が未熟なため・・・ということも言われていますが、
熱性けいれんのメカニズムは、実はまだよくわかっていません。
発症のピークはグラフで見ると一目瞭然ですね
データーでも、年中さんあたりからガクンと減り始め、
小学校入学以降はほとんど出現していないことがわかります
熱性けいれんのタイプを見てみましょう
複雑型熱性けいれんを起こした乳幼児は、わずかですが後年にてんかん発作を 起こしやすくなります。
熱性けいれんを繰り返す子のなかには、てんかんに移行する場合があり、以下のような危険因子が重なるときには考慮すべきだとされています。
1.熱性けいれんを発症する前から、発達の遅れや神経学的異常(脳性まひ、小頭症など)が存在するとき
2.熱性けいれんの非定型的特徴があるとき
・15分以上けいれんが続く
・半身性、あるいは焦点性(ある部分だけに症状が出る)のけいれんが続く
・24時間以内に2回以上けいれんが起きる
3.てんかんの家族歴(親かきょうだい)がある
出典:妊娠&子育て相談室
もともとのリスクがあり、なおかつ熱性けいれんを繰り返す・・
など要因が重なると経過観察が必要なんですね
けいれんの比率をグラフで見てみましょう
熱性けいれん以外では、
●てんかん
●軽症胃腸関連の痙攣
●急性脳炎・脳症
●脳の循環不全 などがあげられます
けいれんの予防に努めましょう
以下のポイントに気を付けて、環境を整えましょう
1.頭部を冷やしましょう
2.厚着を避けて、体内に熱がこもらないように
3.便秘にならないように木をつけましょう
4.水分補給をしっかり!!
5.時間ごとに検温して発熱管理
けいれんが起こった時の対応

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
関連するまとめ

つらい二日酔い!予防対策レシピまでバッチリまとめてます
梅雨を過ぎればビアガーデンの季節。でも二日酔いにはなりたくないですよね。今回は、二日酔いのメカニズムから症状…
さくらしまこ / 11206 view

妊娠への影響は?実は女性にとって身近な病気「子宮筋腫」とは?
子宮筋腫という病名は、よく耳にしますが、どのようなものかよく知らない人、意外と多いのではないでしょうか。実は…
tikatika / 5208 view

辛い便秘はこれで撃退!便通に効果的なツボやマッサージ紹介
妊娠や出産、生理など、便秘の要因は様々ですよね。ママになれば忙しさも倍増で気がついたら便秘になってしまってい…
ReilyLady / 5544 view

バリウム飲めるか心配…【胃ガン検診】ってどんなことするの?
胃ガン検診でどんな事をするのか実際の体験をご紹介。具体的な内容を知ると受診しやすくなりますよ!「便秘」の方は…
ひらり / 5210 view

子供のために知っておきたいB型肝炎とワクチンのこと
平成28年10月1日から、定期接種になったB型肝炎ワクチン。よく耳にするけれど、詳しくは知らないB型肝炎とい…
tikatika / 5333 view

意外に知らない正しい洗顔方法?効果的にいちご鼻を改善するための洗顔方法をご紹介
「いちご鼻をどうしても改善したい」しかしなんとなく洗顔していても毛穴は改善されませんよね?毛穴の汚れを洗い落…
199301 / 2260 view

子どもの肌を守りたい!自宅でできる簡単虫よけスプレーの作り方
子どもの肌に安心安全な虫よけスプレー。作り方をご紹介します。とても簡単なので、家庭の常備薬となるかもしれませ…
サクマメグム / 4806 view

産後ダイエット初級編!一週間ストレッチチャレンジ
そろそろ産後ダイエットを始めようかと思っているママのために、産後ダイエットの初級編「一週間のストレッチチャレ…
ReilyLady / 5894 view

外科病棟看護師として5年間働いておりました。
結婚を機に退職、3人の子供の子育てに奮闘中です。
仕事の経験、子育ての経験、末娘が重度知的障害があるため福祉との関わりを元にしたまとめ記事の作成を得意としております。
アクセスランキング
人気のあるまとめランキング
Facebookページ
フォローして新情報をチェック
twitterをフォロー
フォローして新情報をチェック
他に原因疾患がなく、38℃以上で引き起こされるけいれん発作ということですね。
10人に1人という事は、誰にでも起こる可能性があると言えます。